岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#186 首、肩、腰の痛みに対するアプローチについて学んできました

今回のテーマは「首、肩、腰:痛みに対するアプローチ」でした。

・長引く咳

長引く咳に悩まされているというケースでは呼吸器、気管支をイメージしやすいが、気道には上気道、下気道というものがあり上気道には鼻なども含まれます。
そういったことから鼻がきちんと通っているか、顔の歪みや頭部の崩れがないかチェックする必要があります。

また胸郭という部分も欠かせない。
肩甲帯のバランスが崩れると首や体幹の筋肉が緊張し気管や胸郭が圧迫され呼吸が十分にできなくなってしまいます。
腕は捻じれや緊張も肩甲帯のバランスを崩れを招くので腕の状態をチェックする必要があります。

レーニングでできることはからだを整えることですが、どこかに問題があるという時に気になることがどれくらい出てくるかは重要です。
1つしかなければそれでうまくいかなかった時に他に手立てがなくなってしまいます。

・投げる動作の見方

投げると肩が張るという場合、投げ方の問題が考えられます。
特に速いボールを投げようと力を入れて投げているとちょっとしたタイミングのズレが起きてしまいます。
そういったものが肩や肘の張りや痛みに繋がってしまいます。

からだの1つ1つが繋がって腕が加速されるような投げ方をする方がそういったタイミングのズレが起きる危険性も低いし、コントロールも安定して狙ったところへ投げられるようになりパフォーマンスアップに繋がる。
そのためにはゆっくりとした動きでからだが1つ1つ繋がって動いているかをチェックしてみるようなことも有効。

また、音の違いを相手に理解させることも重要。シャドーピッチングでタオルの音が加速しているような音が鳴っているか、ただ力を入れて振っているだけなのかの違いは音に出ます。
音に動きが現れます。

・セルフケア

仕事や家事や趣味で手をよく使う方で首こり、肩こりの症状で悩まされている方はからだを調整をすると改善するが、また仕事などで使うと症状が再発してしまうことが多い。
そういった場合に自宅でできる簡単なセルフケアを考えてみた。

手をよく使う人は首の緊張を緩める、肩甲帯を解放するようなものが良い。
肩の中間位で腕を上げる動作、肩甲骨の上方・下方回旋といった運動を首の伸展動作や呼吸を合わせて行うと首、肩、腕、背中、腰の緊張が緩みます。
手足から筋膜を軽く伸ばすと首や体幹の緊張が緩んでからだが整います。
セルフでできる簡単なケアとしては末梢神経を刺激する。
末梢神経の通いが良くなると中枢の通りも良くなり結果、血液の流れも良くなり筋肉の状態も良くなります。

・中間位で圧をかけるアプローチ

今回、中間位で動かすアプローチの新しい考え方として軽い圧をかけて動かすというものを教わった。
腕や臀部、ふくらはぎなどに硬すぎず柔らかすぎないモノを当てて中間位で動かすと筋肉が柔らかくなる、からだが整うといった効果だけでなく膨らみも出ました。

・その他
ランニング、スプリントに繋がる足趾の伸展-屈曲の動きの感覚を掴む立ち幅跳びの練習や皮膚テープを使った調整なども教わりました。

細かな目の付け所、動作の見方を教わることができ、細かなテクニックのチェックもでき、非常に良い時間になりました。