岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

すぐに変化が見られるのが柔軟性

姿勢の悪さや腰や膝の痛みなどなんでも筋肉の衰えのせいにする人がいますが、筋肉を強くするには筋トレですが、筋トレをやっている最中にどんどん力が強くなるわけでも、終わった直後に筋肉が太くなることはありません。 つまり、即効性はありません。 毎日やったところで、それを1ヶ月やったところで急激な変化はありません。

一方で柔軟性は良くも悪くもすぐに変化が見られます。 ずっと同じ姿勢でいれば肩や腰の筋肉はすぐに硬くなって肩こりや首こり、腰痛を引き起こします。 階段の昇り降りのちょっとした癖で太ももの前がパンパンに張って膝が痛くなってしまうこともあります。

肩こり、首こり、腰痛、ひざ痛の相談に来る人のほとんどが何か特別なスポーツをしたわけでもないのに体の不調を訴えてきます。 全身の筋肉がカチカチに硬くなっていますが、呼吸に合わせて肩を上げ下ろししたり、背中を丸めたり伸ばしたりするだけで首筋や肩の筋肉が柔らかくなり、肩こり、首こりもすぐに良くなってしまいます。 骨盤を整えるようなエクササイズをするだけで硬くなっている腰やお尻の筋肉が柔らかくなって腰の張り、痛みが良くなります。 硬くなっている太ももの前の筋肉を柔らかくするだけで膝がきちんと噛み合うようになって脚が真っ直ぐ伸ばせるようになって膝の痛みが良くなってしまいます。

ゴルフをしている人は同じ方向に体を捻ってばかりなので同じ筋肉がパンパンに張ったり、硬くなってしまっています。 トレーニングをしていても筋肉が硬いのではじめは動きも小さいですが、同じ動作を2セット、3セットと繰り返していくうちにどんどん筋肉が柔らかくなって動きが大きくできるようになります。 ダンベルを使ったトレーニングでも、筋肉が硬いと筋肉の伸び縮みの動きが小さいので力が出ないので重いと感じますが、3セット目が終わるころには疲労が溜まるどころか筋肉が柔らかくなって伸び縮みが大きくできるようになるので楽々持ち上げることができます。

レーニングで向上した柔軟性は数日は効果が続きますし、柔軟性を維持するためのトレーニングはきついことや大変なことをする必要がありませんから簡単に維持することができます。 だから体が硬いという人でもトレーニングを続けていると1ヶ月という短期間でも効果が感じられます。 肩こりや腰痛、ひざ痛なども体を緩めて筋肉を柔らかくすれば良くなりますから、徐々に良くなっていきます。

筋力アップ、筋肉を大きくするというのはどんなに頑張っても効果が現れる、実感できるのに時間が必要です。 本当にその姿勢の崩れ、腰痛やひざ痛の原因は筋肉の衰えなのかということを改めて考えてみてはいかがでしょうか。