岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

目の疲れ、首こりがひどい。改善するにはどうすればいい?

今回は眼の疲れ、首こりの相談。
書類整理の手伝いでいつもたくさんの文字を見ていることもあって眼の疲れを感じている、さらに首こりにも悩まされるようになったとのこと。

姿勢をチェックしてみると、
・首は前に傾き、頭は前に出ている
・耳が硬い
・下顎が左右同じように動かない
・頭皮が硬い
・首が捻じれていて左右同じように回らない
・猫背
・腕の捻じれ
・手首の動きが硬い
・手の指がきちんと伸ばせない
・左右の肩甲骨の位置が違う
・肩、腰が左右で高さが違う
・O脚
・足のアーチの低下
・足の指の崩れ
などの崩れが見られました。

全身の筋肉に緊張が見られました。
動きをチェックしてみても肩甲骨を動かしてみるとゴリゴリ音がしたり、バンザイをしてみても腕が上まで楽に上がらない、肋骨の動きも硬く呼吸が十分にできていない、スムーズに深くしゃがめない(太ももの前やふくらはぎが張ってくるなど動きの硬さも見られました。

問題の原因は目の使い過ぎです。
首こりも目の使い過ぎが招いたと考えられます。
影響は首だけでなく全身に広がっていますので、問題を解決するには全身の緊張をゆるめてバランスを戻すことです。
特に頭・首の位置、肩甲帯(鎖骨、肩甲骨、上腕骨)のバランスを戻すことです。

まずは頭、首の位置を戻すために頭蓋骨と頸椎(1・2番)の滑りを戻すために曲げる、左右に回すといった動きをしてみました。
動かし始めは引っかかる感じがありゴリゴリ音が鳴っていましたが、繰り返していくと徐々に滑りが戻ってきて音も鳴らなくなりました。
すると首の緊張もゆるんで捻じれや傾き、体幹の崩れの改善が見られました。

次に肩甲帯のバランスを戻すために、腕を上げる、肩甲骨を上下、斜めに開く・閉じる動きを頭も一緒に動かしながら呼吸に合わせて行ってみました。
やはり動かし始めは動きが硬かったですが、緊張が出ない範囲で動かしていると徐々に動きの幅も広がりゴリゴリという引っかかる感じも解消されました。
肩甲帯周囲の緊張がゆるむと腕の捻じれや肩の位置も戻り、体幹の捻じれや傾きも直りました。

呼吸をしても肋骨が十分に動くようになり、耳の硬さや下顎の動きの左右差も改善され、頭皮も柔らかくなり顔や頭蓋骨の歪みも改善されました。
そうすると目もスッキリしてよく見えるようになりました。

目の使い過ぎは目の疲れだけでなく首こりを招きます。
顔や頭蓋骨のバランスの崩れは体幹の崩れ、下肢の崩れといったように全身の崩れに繋がります。
部分的な問題を解決するには全身のバランスを整えることです。