岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

腕を上げると肩が痛くなる。原因は?改善法は?

病院で診てもらっても骨に異常はないのに腕をあげると肩が痛いという相談がよく来ます。 何もしていない時は痛くないのに、腕をあげると痛みが出るというのがほとんどです。 そういう人は、“肩が痛くなるように腕をあげている”から痛いだけです。

痛みがないと腕のあげかたを意識することなんてほとんどありませんが、「どこから、どの方向に、どのようにあげるか」で楽にあげられたり、痛みを引き起こすこともあるのです。

先日も同じような相談が来ましたが、その方は腕が捻れていましたし、腕を一生懸命持ち上げようとしていました。

腕の自然な状態とは手の平が前に向いた状態です。 また、肩は元々30°前を向いているので横から上げる時に腕は真横ではなく、斜め前から上げるようにします。 そして腕だけで上げられるのは脇が60°開く程度です。 それよりも上にあげようとするなら肩甲骨の動きを利用する必要があります。 痛みが出るのは当たり前ということです。

腕の使い方、動かし方のせいで痛みが出てしまったわけですから、それを直せば痛みは軽くなる、解消できるはずです。 手の平が前に向いた捻じれのない状態で反動を使って痛みを感じない範囲で気持ち良く動かして肩周りの筋肉の緊張をゆるめ、さらに反動を利用しながら肩甲骨と腕の連動した動きを繰り返して徐々に腕を上げる高さを高くしていくと真上まで上がるようになりました。

1週間後にはかなり痛みが解消されたようでした。

肩の痛みに対して何とかしようとすると大変ですが、どうして痛みが出るのかという原因を探ってみるとちょっとしたことを直すだけで痛みの解消もできるということです。