体操は単なる準備体操ではない
体操というと体を温めるためのちょっとした軽い運動、一方で筋トレはダンベルやバーベルといった重いものを持って行うものというイメージを持たれがちです。 体操を筋トレという認識で行っているような人はほとんどいないでしょう。
筋トレというと筋肉を鍛えるものと考えられがちですが、広く考えれば筋肉を使えば筋トレになります。 筋トレもウエイトトレーニングというのがすぐ思い浮かびますが、“レジスタンストレーニング”と言います。 レジスタンス、つまり“抵抗”ということです。 腕や脚にも重さがあります。 負荷というと“重量”が一番に思い浮かびますが、手脚の重さ、重力も「抵抗」です。
そのように1つ1つ整理してみると体操も筋トレになります。 そして重りを持って動かした時と同じように膨らみ、弾力が出てきます。
一般的にはきついこと、苦しいことが筋トレというように捉えられがちですが、体操を適切に行い筋肉に変化が見られるとトレーニングのイメージが変わり、体を動かすことがもっと気軽な、手軽なものになってきます。 イメージが変わるだけで以前よりも体を動かすことが増え、元気になった、健康的になってきたというような変化が見られるケースもあります。 健康なカラダづくりが目的であれば体操も立派な筋トレになります。