岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

水泳では“けのび”が大切

水泳も姿勢や体の使い方が大切です。 地上での基本が“立つ”にあるように、水中での基本は“浮く”になります。 浮けなければ次のステップには進めません。 フィットネスクラブの水泳教室では元々選手をしていたなど泳げる人がコーチになって教えていることが多いので、基本である浮くのステップを省いてすぐに進む、泳ぐに行ってしまいがちです。 私は水泳は学校で習った程度でフィットネスクラブに入社してから独学で4泳法を泳げるようになったので泳げない人の気持ちも多少わかりますが、浮けないといくら手脚を動かしても進みませんし、呼吸も大変です。

そういうこともあって初級者向けの泳ぎ方を身につけるクラスを教えていた時にはまず「けのびの練習から行っていした 壁を蹴って浮くだけから始めますが、重心の位置が悪いとすぐに沈んでしまいます。 バランスが取りやすい重心の位置を見つけると浮けるようになります。 そうすると次に壁を蹴って浮いて止まりかけたところを引っ張ってあげます。 そうすると浮いている、進んでいるという感覚を相手に掴んでもらえます。

れができたらそこからキックを打って前に進んでいきます。(息継ぎはなし) クロールも背泳ぎも平泳ぎもバタフライもどれも基本はけのびの姿勢をキープしたままでキックを打っていきます。 きちんと浮いている状態をキープしてキックを打体はどんどん前に進んでいきます。

脚をバタバタさせるから前に進むと思われがちですが、浮いているから前進できるのです。 けのびの姿勢が崩れてしまっていると進みません。

クロールの場合はその次に息継ぎを行います。 息継ぎが難しいと言う人が多いですが、クロールで息継ぎがうまくできない人は前に進んでいないからです。 キックで進んでいる状態でこちらが手を引っ張ってあげながら体を横に回転させると顔が水中から出て楽に呼吸ができます。

それができたら手を付けていきますが、水を掻いていく時にも一生懸命水を掻いても意外と前に進みません。 やはり頭が前に進んでいくようにしなくてはいけません。 片手だけクロールの手の掻きを練習する時には掻かない方の腕をしっかり伸ばしけのびを維持た状態でやってもらいます。 そうするとひと掻きでの伸びも出てきますし、軽い感じで水を掻くことができます 後はそれをまとめるだけです。 そうすればクロールは完成します。

ちなみに平泳ぎも綺麗に泳ぐにも“けのびが大切す。 平泳ぎの100mの世界記録は小学生の100mのクロールの記録に及ばないというようなことを聞いたように記憶していますが、それくらい遅い泳ぎです。 それでスピードを出そうとすればいかに抵抗を減らしていくかがポイントです。

平泳ぎで良くあるのがキックと手の掻きが同時になり、頑張っても進まないし、どんどんしんどくなっていくというパターンです。 ういったケースではキックの後にけのびを入れる、手を掻いた後にもけのびを入れるという練習で修正していきます。 そうするとキックの後に伸びが出て、キックと手の掻きのタイミングも良くなります。

何事も基本が大切ということです。