ヒアルロン酸注射をしているのにひざ痛が良くならない。改善するにはどうすればいい？

今回はヒアルロン酸注射をしているのに膝の痛みが良くならないという相談。

骨に問題がないが動かすと痛みが出る人、軟骨がすり減ってしまっている人、変形性膝関節症と診断を下されている人までいろいろな人が相談に来ますが、膝が痛くなる原因の多くは立ち方、座り姿勢、しゃがんで立ち上がる、歩く、階段を昇り降りするといった日常生活動作の癖によって身体のゆがみや捻じれ、バランスの崩れが起こっていることです。

人がヒトである最大の特徴は、“股関節、膝を伸ばして２本足できちんと立つことができること”です。
膝に痛みを抱えている人は捻じれが起こっているために膝をきちんと伸ばすことができず、膝のお皿は正面ではなく斜めを向いてしまい膝も曲がってしまいます。
そんな状態で食事制限をしたり、筋力をつけるために筋トレをしたり、サプリメントを飲んだり、注射を打ったところで根本的な解決は期待できません。
そういった場合は、まずゆがみや捻じれを直して股関節、膝をきちんと伸ばして立てるようにすることです。

膝の痛みの改善するには、スムーズに関節が動くように硬くなっている筋肉をゆるめて全身の捻じれや傾き、ゆがみを整えて本来の二本脚でバランス良く立てる姿勢に戻すことです。

そこから日常生活の動作をスムーズにできるようにしていきます。
椅子の座る、立ち上がる、歩くなどです。
しゃがむ、立ち上がる動作がスムーズにできるようになると楽に立てるようになったり歩く動作もスムーズにできるようになり、膝の痛みが気にならなくなってきます。

膝の痛みで定期的に病院でヒアルロン酸を注射していたという人も半年以上トレーニングを続けていると膝の痛みを全く感じなくなり、注射も打たなくても良くなったというケースもあります。

いろいろな方法を試してみてもなかなか良くならない人は姿勢、身体のバランスを戻してみることが必要だと思います。