岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

ひざ痛が治まっても筋肉をつけないと再発するのか?

ひざ痛が治っても筋肉を付けて関節をサポートしないと痛みが出ると思っている人は多いようです。

先日相談に来た人は知り合いからウォーキングがいいとアドバイスされたそうです。(ランニングは膝に負担が大きいからダメだと言われたそうです。)

こういうアドバイスは多いですが、何千歩もやれるような軽い負荷の運動で筋肉を付けようなんて効率が悪過ぎます。 10回がなんとかできるくらいの負荷をかけてやらないと本当に強い筋肉を作ることはできません。

それにひざ痛は膝の関節がきちんと噛み合わせ、正しい動きができないから起こることがほとんどです。 噛み合わせや関節の動きが悪いのに筋肉を付けても関節の負担は変わりません。 筋肉が付いた分負担が大きくなることもあります。

一般の人の場合、特別なことをして痛めたということは少なく、だいたいが日常生活動作に問題があります。 だからそういう人のトレーニングでは脚を真っ直ぐ伸ばして立てるように姿勢を整えたり、膝が痛くならない歩き方、起立-着席のやり方、階段の昇り降りのやり方を身につけることを行います。 そうするときつい筋トレをしなくても痛みは軽くなります。

普段のトレーニングは良い立ち姿勢、歩き方などを毎日やるだけです。 パーソナルトレーニングでは週に一度姿勢の修正、関節の動きの修正、動作のやり方の修正をして脳に良い姿勢や正しい動きのインプットをするだけです。 それだけですが続けているとひざ痛は軽減していきます。

筋肉も骨に付いていますから、正しい関節の動きができなければきちんと使われることもないですから、そういう意味でも筋トレより関節運動を見直す方が大切です。