岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

インナーマッスルを鍛えておけばケガは予防できるのか?

ここ数日、Twitterインナーマッスルの話題で盛り上がりましたね。 メジャーで結果を出している超一流のトップアスリートに頼まれてもいないのにネットに載っている程度の情報しか持っていない素人があれこれ言うのは余計なお節介ですね。

野球の投手に関する筋肉の話となると、肩の障害の予防として肩関節を安定させるローテーター・カフ(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)が注目されるようになりました。 これらの筋肉の多くが外から見えない深部に位置するのでインナーマッスルと呼ばれるようになりました。

役割を簡単に説明すれば関節を安定し保持して適正に動かすのがインナーマッスル、主に関節を動かしますのがアウターマッスル。

これくらいの情報はネットでちょっと調べたらわかりますから素人が超一流投手に「アウターの筋肉だけ大きくするのではなくインナーマッスルも鍛えないといけない」とかわけのわからないことをアドバイスするのでしょうが、そもそもどちらかだけで腕などが動くようなことはありえません。

「適切な動かし方」で関節を動かせばインナーマッスルも使われます。 ということは、筋肉を大きくするための負荷で適切な動きでエクササイズを行えばアウターマッスルだけでなくインナーマッスルも大きくなるということです。 つまり、インナーマッスルだとかアウターマッスルだとかそういう細かいことばかり気にしないで目的に合った方法で適切な動作できちんとトレーニングすればいいということです。

何を目的として、何を使って、どれくらいの負荷で、どのようにやっているのか、トレーニングの全て見たわけでもなく、大きくなった体だけ見てあれこれと言うのはあまり適切ではないですね。

来年、さらに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを期待して応援するのが一番ですね。