岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

腰が痛い時は温めればいい?冷やせばいい?

どちらがいいかと言われたら、「気持ちの良い方」という答えになるでしょうか。

組織を損傷すると炎症・腫れ・内出血などが起き、周りの組織が酸欠するという二次的被害が起こります。 冷やせば炎症は止まり、損傷を受けていない周りの組織は冷凍されます。 他の組織を良い状態で保てるという反面、冷凍された組織を生き返らせるには血液が必要ですから温めないといけませんから、回復までに時間がかかってしまいます。

また、組織修復のために熱を持つという反応があるのに冷やしてしまうとその働きを妨げることになり回復が遅くなってしまうということもあります。

逆に温めるとその働きを妨げることもありませんし、損傷したり腫れた箇所の血液の流れを良くすれば悪いものも排出され、回復も早くなるという考え方もあります。

しかし、炎症していたり内出血している箇所を温めると痛みが激しくなったり、もっと拡散する危険もあります。

以前、肩が痛いという人が温めてみたところ痛みが増して余計に痛くなったということがありました。 そういう反応が見られることもあるということです。

温めるか冷やすか以外にも「放置する」という考え方もあります。 これは自然治癒を利用するというものです。 腰痛の場合、筋肉が切れていたり骨が折れているようなことは少なく、ほとんどが炎症ですから3〜4週間もすれば痛みは治まるはずですが、きちんと安静にするというのは普通に生活している中ではかなり困難です。

最近はいろいろな考え方が出てきます。 時には全く反対の考え方もすぐに出てきます。 それに対して「こうでないといけない」という考え方だとどれにも良い面、悪い面があるので何が本当に正しいのかで行き詰まってしまいますが、「良いとこ取りをする」という考え方なら「こういうケースならこうしてみたらどうか?」といろいろアイデアが出てきます。

この場合、3つのうちどれかいいのがあるはずです。 だからまずは何かをやってみる、それでダメなら違うものをやればいいと思います。