岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

筋トレで筋肉を鍛えないと健康にはなれないのか?

毎月月初めになると筋力が落ちてきた、筋肉が落ちてきた、体力が落ちてきた・・・いろいろな理由で運動を始めようとジムに通い始める人で賑わいますが月末になるとその賑わいも落ち着きます。

「筋肉を付けるため、筋力を高めるために筋トレを〇kgで〇回、〇セット、体力を付けるために筋トレの後に20〜30分のウォーキング、これを週に2〜3回やりましょう。」 こんなことが当たり前のように言われますが、ほとんど体を動かしてきていない人がいきなりこんなことをして続くでしょうか? 1回は頑張れたとしても次の日に残るのは全身のだるさや筋肉の緊張、筋肉痛。 そんなことをまたやろう、続けようと思う人はよほど精神力が強い人です。 続けられないというのも仕方がないことだと思います。

そもそもきついこと、辛いことを頑張らないと健康になれないのでしょうか? パーソナルトレーニングでは体をゆるめる、1つ1つの動作もいかに楽に、軽く、スムーズにやるかを目的にしてやっていますが、ほとんどの人が週に1回のトレーニングですが、数ヶ月でも疲れにくくなった、立ったり歩いたりが楽になったと元気になっています。 続けているとどんどん体の調子も良くなるからということで継続されます。

毎日健康で元気に過ごすために大きな筋肉や強い筋力は必ずしも必要ではありません。 それよりも地球に住んでいると必ず受ける1Gの重力に対して楽に体を動かせるということの方が重要です。

良い姿勢で立つためには筋肉の緊張のバランスが整っていることです。 楽に歩いたり、しゃがんで立ち上がるためには関節本来の可動性も大切です。 そういったことから考えてみると大きな筋肉、強い筋力がないと毎日元気に過ごせないというわけではありませんから、きつい筋トレをしなければならないということにはなりません。