岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

毎日ストレッチングをやっても筋肉が硬いのは体の動かし方のせいかも

マッサージ、リンパへのアプローチ、ストレッチング、筋膜リリース・・・柔軟性を改善するための手段はいろいろありますが、やった直後は柔らかくなるがすぐに戻ってしまうということがよくあります。 いくら筋肉を柔らかくして良い状態にしてもそれを動かさない、筋肉を緊張させる使い方をしてしまえばまた硬い筋肉に戻ってしまうのは仕方のないことです。

個人的には毎日を元気で重力に対して楽に体が動くために開脚前屈で床に上体がつくような柔軟性は必要ありませんが、膨らみ、弾力性は必要だと考えていますのでマッサージやストレッチングよりも適切な体の動かし方で運動をすることが大切だと思います。

例えば姿勢が悪い人に太ももの前や外側の筋肉が緊張して硬くなっているというケースがよく見られます。 一般的には硬くなっている筋肉をストレッチングで伸ばして柔らかくしようとしますが、立ってみるとまた太ももの前や外側に緊張が出てしまいます。 筋肉が硬くなる原因が立ち方にあるからです。 ストレッチングで硬い筋肉を伸ばしても太ももの360°の筋肉の緊張のバランスを整えることはできません。 だから立ってしまうとまたアンバランスな状態に戻ってしまいます。

ですが、楽にバランス良くしゃがんで立ち上がれる範囲のスクワットを繰り返すと立ち姿勢が良くなり、太ももの360°のバランスも整って筋肉の緊張が取れます。 難しい理屈はなく、立った状態からしゃがんだ時に脚の筋肉の中で使われない筋肉があるはずはありません。 その人の柔軟性に合わせて楽にスムーズに、バランスをきちんと取れる範囲でスクワット動作を繰り返していけば自然と太ももの360°のバランスが整い、縮んで硬くなっていた筋肉も伸びて硬くなっていた筋肉も元の長さ、膨らみ、弾力性が戻ってくるということです。

レーニングの効果は数日持続しますので毎日やる必要もありません というよりも日常生活の中でスムーズに歩いたりイスに座って立ち上がるという動作を繰り返していれば太ももの筋肉をゆるめる運動になります。 よほど長時間やり続けるか頑張ってやらない限り筋肉の緊張のバランスが崩れることもありません。

使い方をが悪いせいで硬くなっている筋肉は柔軟を改善するようなアプローチをするのも悪くありませんが、使い方を見直してみる方が効率が良いと思います。