岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

腕を上げたり回したりすると肩が痛くなるのは肩が痛くなるような上げ方、回し方をしているから

最近、肩が痛いという相談がよく来ます。 話を聞いてみると、ほとんどの人が何もしていない時は痛くないのに腕を上げたり、押したり、引いたり、回したりした時に痛みを感じる、そして口を揃えて「体が硬いからでしょうか?」と言います。

筋肉が硬い人がみんな腕を動かすと肩を痛めるのでしょうか? 硬くても痛くならない人はなりませんし、柔らかくても痛める人はいます。

肩や腰、膝などいろいろな体が痛いという人を見てきましたが、「○○をするとどこどこが痛くなる」という人に共通して言えるのが筋肉が硬いとか体が硬いからではなく、「痛くなるようにその○○をやっている」ということです。

実際、腕を上げると痛くなるという人は痛くなるような上げ方、回すと痛いという人は痛くなるような回し方をしているだけでした。 筋肉を解したり鍛えたりしなくても筋肉が緊張しないような上げ方、回し方を繰り返すだけで上げたり回しても痛みが出ることもなくなり、硬くなっていた筋肉も柔らかくなりました。

動かし方が悪いせいで硬くなった筋肉は適切な動かし方で動かして緊張をゆるめて膨らみ、弾力を取り戻せばいいだけのことです。 ストレッチングで柔らかくしても筋肉が伸びるだけで動きが良くなる、可動域が改善するようなことはありません。

マッサージや整体、ストレッチングをする前に腕の使い方が適切かどうかを見直してみることも大事なことです。