岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

硬くなった筋肉はストレッチングで伸ばすより動かした方が柔らかくなる

ジムに行くと体が硬いという人がマットの上で一生懸命ストレッチングで硬い筋肉を伸ばしているシーンを未だに見かけます。 一方で筋トレをすると筋肉は硬くなると思っている人も多いですが、ストレッチングを念入りにしているのに筋肉が全然柔らかくならないという人はたくさんいますし、私がトレーニングを見ている人はゴルフなどで筋肉が硬くなっていてもトレーニングをすると柔らかくなっています。

ストレッチングは筋肉の柔軟性を高める方法の1つではありますが、硬くなっている筋肉は無理に伸ばすと余計に緊張して硬くなってしまいます。 ストレッチングをすれば誰でも筋肉が柔らかくなるわけではありません。

筋肉が硬いからストレッチングという単純な発想でやってみてもうまくいくことはないでしょう。 “どうして筋肉が硬くなってしまったのか?”を考えてみることです。

筋肉は使い過ぎても硬くなりますが、使わなくても萎んで硬くなっていきます。 デスクワークをしている人はずっと座ったままで何時間も過ごしているというケースがよく見られます。 言い換えれば固めるトレーニングを何時間もやっているということです。 そう考えるとちゃんとトレーニングの成果が出ていると考えることができます。

じっとしているだけで筋肉を硬くすることができますが、筋肉を動かしても筋肉を柔らかくすることはできます。 私がトレーニングを見ている人はマットなどでストレッチングをするようなことはしないで60分ずっと動き続けていきますが、トレーニングをしても関節や筋肉を良い動かし方で使ってあげると硬い筋肉が膨らみ、弾力性が出てきます。

筋肉を使って硬くなった場合も、使っていないせいで硬くなった場合も分けて考える必要はなく、「筋肉を使って良い状態にすればいい」だけのことです。