岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

あまり眠れない、寝ても疲れが取れない。原因は?改善法は?

レーニングを受けに来られる方の多くは日頃スポーツをするようなことがない、デスクワークや家でじっとしていて何もしないような人ですが、そういった方から「疲れた」、「睡眠時間が短い」、「朝起きてもスッキリしない」と相談に来ます。

疲労というとスポーツのような筋肉をハードに使った時に感じるものというイメージがありますが、スポーツのようにハードに体を動かした時だけではなく、神経の使い過ぎでも疲労を感じます。 その疲れは「脳」が感じている疲労です。

手脚は勝手には動きません。 動かすのは脳が命令してその命令が神経を伝って手脚を動かす筋肉に届くから動きます。 スポーツのようにハードに筋肉を使うようなことがないデスクワークの人でも疲れるのは指を動かす命令をずっと脳が送っているからです。 何時間も同じ命令を脳がずっと送っていれば当然脳も疲れてきます。 だからハードなことをしているわけでもないのに疲れたと感じるのです。

そして疲れたという人は共通して姿勢が崩れています。 同じ姿勢、ワンパターンの動きを続けている人ほど姿勢は崩れてきます。 同じ運動を長時間続けようと思えば、できるだけ筋肉が疲れないように、言い換えると最も作業効率が良い姿勢になろうというのが自然なことだからです。

体が捻れたり、背中が丸くなれば背骨の自然な真っ直ぐなラインも崩れてしまいます。 背骨の中や外を走る中枢神経は手脚を動かす命令を伝える役割をしますが、背骨のラインが崩れてしまうとその命令が手脚に十分伝わらず、スムーズに動かせなくなります。 他にも自律神経にも乱れが起こります。 そうすると血流が悪くなったり血圧が上がったり、体に強い緊張が出たりします。 それがさらなる疲労に繋がります。

ということは、筋肉の緊張をゆるめて崩れた姿勢を整えれることは疲労回復を促すことになるということです。 実際、トレーニングを始める前まで疲れたと言っていた人もトレーニングで肩甲骨や股関節を中心に全身を気持ち良く動かして筋肉の緊張をゆるめて弾力を取り戻し、姿勢を整えると帰る時には「疲れが取れた」、「体が軽くなった」、「気持ち良い」と言っています。

寝ることだけが疲労回復の方法ではなく、トレーニングでも疲労回復を促すことができるのです。