膝を伸ばそうとすると膝が痛い。原因は？改善法は？

今回は膝の痛みの相談。
脚がO脚のように曲がっているので膝を伸ばそうとしたら膝が痛いとのこと。

○○をすると痛くなる原因の多くはその○○のやり方です。
膝を伸ばすと膝が痛くなるのは膝が痛くなるような伸ばし方をしているせいです。

ひざ痛の人のほとんどは膝の使い方の間違いです。

多くの人は膝を伸ばそうと膝を動かしますが、膝だけでは脚を伸ばすための出力としては十分ではありません。
脚を伸ばすには股関節が伸びないといけません。

太もも周囲の筋肉の状態をチェックしてみると太ももの前、外側が強く緊張して硬くなっていました。

膝がきちんと伸びている時に太ももの筋肉に余計な緊張はありません。
筋肉の緊張度のバランスが崩れてＯ脚のように捻じれてしまったためにきちんと膝は伸ばせなかったのです。

Ｏ脚は股関節の捻じれです。
股関節の捻じれは体幹の捻じれの影響です。
下半身に問題が起きていてもまずは体幹の捻じれを戻す必要があります。

そこで、腕の緊張をゆるめて腕の捻じれを直して肩甲帯（鎖骨、肩甲骨、上腕骨）のバランスを戻し、肩甲骨を上下の動きが十分に動くように戻すと体幹の筋肉の緊張がゆるみ、体幹の捻じれや傾きといった崩れも直りました。

そうすると股関節の捻じれも直ってＯ脚も改善されました。
次にイスのしゃがむー立つ運動で二本脚でバランス良く立つ感覚を取り戻していきました。
適切な手順、やり方で行うと脚が綺麗に伸ばせるようになり、膝も痛みもなく伸ばして立てるようになりました。

痛みの原因は使い過ぎ、使わなさ過ぎ、使い方の問題のどれかです。
その原因を見つけてきちんと解決してあげれば結果として痛みも改善されます。