岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#17 スローイングについて学んできました①

今回は勉強会のピッチングについての内容のまとめ。

ランニング同様にまずはいろいろな選手のフォームの連続写真や動画を見ながら魚住先生に解説をしていただいた。 まずは小学生、高校生、プロのピッチングの動きを分析したものを見せていただきましたが、小学生はまだ全身の筋力が弱いため身体が大きくブレてしまっている。 高校生になるとさすがに筋力がついてきているのでブレは少ないですが、重心を低くしボールを押し出すような投げ方が多い。 これは指導者がきちんと理解できていないことが大きな原因。 そして、プロになると片足立ちになってもほとんどブレず、重心が高いまま前方へ移動し、体幹を回転させてボールをリリースしている。

メジャーの投手と日本のトップレベルの投手のフォームの連続写真などを見たが、ランニングとは違い、押えるべきポイントをきちんと押えていて日本の投手のレベルの高さは世界に引けをとらないということがよくわかった。

ピッチングにおいてもやはり立ち方、重心の移動というものが大切になってくる。 さらにボールを投げる腕をリラックスして使うことが肩や肘の故障を予防するためには必要になってきます。 指導の中で、「こうしないといけない」といった言い方で指導することが多く見られるが、そうすると意識してしまい身体に余計な力が入ってしまう。

ピッチングについて書かれた本や実際の指導で、「肘から先に出なくてはいけない」とか「ボールを前でリリースしなくてはいけない」といった事もよく見ますが、リラックスしていればそうしか動いていかないのにわざわざ余計な力を入れてしまうことで崩れてしまい上手くいかなくなる。 指導するというのは簡単にはできないということを改めて感じた。

実技では高校以来久しぶりに硬球を使ってキャッチボールをした。 先生にもすぐに見抜かれてしまいましたが、高校時代から身体が硬いのに速いボールを投げようとして力が入ってしまい、ますます投げ方が硬くなり、ボールがすっぽ抜けてしまい、コントロールが悪い投げ方になっていた。

テイクバックからフォロースルーまでのリラックスや投球方向への重心の移動の身体の使い方のポイントをアドバイスしていただいて投げていくと力をいれていないのにボールに指が引っ掛かるようになり、きちんと投げた時は全て対角線の同じ軌道でいくようになりました。

プロのトップレベルの投手はみんなリリースの瞬間まではできるだけリラックスし、リリースの瞬間に100%の力を発揮するような感覚で投げているというものを雑誌やテレビのインタビューなどで目にしますが、それを少し体験したような気がしました。 久しぶりに投げたのですが、翌日どこにも筋肉痛が出ることもなかった。