岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#21 腰の痛みとその対処法について学んできました①

定例勉強会の今回のテーマは「腰の痛み」

ジムに来ているお客様の中で腰の痛みを感じているというお客様は大勢いますが、坐骨神経痛椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの病名の付いているものから単に腰に痛みを感じるような状態まで様々な不快感をお持ちの方ばかり。

ただ、トレーナーは治療家ではありませんので痛いところを治すのではなく、身体の繋がりを考えて歪んだり捻れてしまっているところを直すアプローチして痛みの改善を目指す。

そのためには全体を見て「自然体」から崩れてしまっている原因を見つける目も養うことと、それをきちんと元に戻す技術を磨いていくことが必要になってくる。

まずは勉強会恒例の質問で自分がトライしてみたものの上手く解決できなかった問題について先生の考え方や必要なアプローチのアドバイスをいただいた。 単にやり方を知らなかったものから他にもアプローチしなくてはならないところが見えていなかったりと自分がわかっていなかったことにたくさん気づかせていただいた。

そして後半は問題解決に必要な実技。 頭の位置も重要なのですが、それは前回の肩でアプローチを学びましたので今回は骨盤と股関節へのアプローチを色々教わった。 土台が崩れてしまってはその上の脊柱や頭の位置を良くすることは難しい。 前回の肩の時と同様に、神経リンパ反射を使ったり、仙腸関節仙骨、腸骨のモビリゼーションなど様々なアプローチを教わった。 骨盤、股関節にアプローチする前の準備として僧帽筋など背中の辺りや首を緩めるアプローチから行った。

僧帽筋の上部を緩めるアプローチでは手技を行いながら相手に緩んでいるイメージを持ってもらう声かけでのアプローチも行った。 クライアント自身に自分の身体の状態や緩んでいく様子がイメージできるような声かけをすることが大切になってくる。 先生の声かけはとてもイメージがしやすいので結果がきちんと出る。 自分なりに工夫して練習しましたが、先生ほどではないもののきちんと相手に伝われば反応もそれなりに出てきます。 言葉の大切さを改めて感じました。

それから骨盤へのアプローチを行った。 普段気をつけていても生活の癖により骨盤にも歪みが出てやりやすい動きとやりにくい動きが出てしまう。 仙腸関節仙骨、腸骨の動きを左右同じに戻すためにはクライアントに動いてもらうアプローチも学びましたが、やりにくいから頑張って動かすのではなく、相手に動きの違いを認識させるような声かけをして意識して楽に動かせるところでスムーズに動かし続けると段々と動きの悪かった方にも動きが出てきます。

左右の捻れや関節等の動きの悪さが改善されると腰が簡単に緩み、立ったり、しゃがんだりが本当に楽にできるようになります。

骨盤の過度の前傾、坐骨神経痛など今までの自分のレベルでは解決できなかった問題にも教わったアプローチをさっそく試してみたいと思った。