揉んだり叩いても肩こりは治らない
最近はデスクワークでずっと前かがみで座っているという人も増え、日本人の大人の3分の2は肩こりに悩まされているそうです。
肩こりはきちんと対処すれば改善することができますが間違ったやり方だとずっと肩こりに悩まされ続けることになります。
一般的な対処法として多いのはマッサージで肩を揉んだり、叩いたり、押したり、ジムで肩や首筋の筋肉を鍛えたりするといったものです。 普通に筋肉を鍛えるだけでは肩が軽くなったりすることはありませんし、マッサージもその時は気持ち良くてもすぐに凝りが戻ってきてしまいます。
肩が凝るというのは、伸び縮みできる柔軟性のある筋肉が緊張したまま動かなくなる状態のことです。
筋肉が動かなくなると老廃物が排出されなくなり、筋肉がパンパンに張って筋膜を刺激して神経を伝わって痛みになります。
肩こりの原因の多くは姿勢の崩れ、身体のバランスの崩れです。
人間は1番重たい頭を脊柱、骨盤、大腿骨、脛骨などで絶妙なバランスで支えていますが立ち方、座り姿勢、歩き方など日常の何気ない動作の癖によって崩れてしまうことで頭を支える筋肉の余計な緊張に繋がり肩の凝りを引き起こします。
肩が凝っている人の中には硬くなった筋肉を伸ばそすためにストレッチングをするという人もいますが、硬くなった筋肉を引っ張っても筋肉が伸ばされながら力を出すので伸びるどころか余計に硬くなってしまいます。
硬くなった筋肉を元の伸び縮みできる状態に戻すためのポイントは『筋肉を緩めること』です。
肩こりで悩む人からの相談も受けますが、そういった人も筋肉が緩めば肩の凝りは簡単に改善します。 筋肉を緩めるためのストレッチのポイントは、『呼吸』、『筋肉を収縮‐弛緩する』、『揺らす』です。 たったこれだけで短時間で問題が解決することができます。