腹筋を緊張させてじっとするのが体幹トレーニングではない
腰が痛くなる原因の多くが姿勢の崩れであるということに気づく人も増えています。 そして姿勢を良くするために体幹を鍛えることが大事だと考える人も増えています。 しかし、本当の体幹トレーニングをきちんと理解できている人はほとんどいません。
お腹を引っ込めて腹筋を緊張させてじっとすることが体幹トレーニングだと勘違いしている人がいます。
姿勢を保持するためのトレーニングというと某アスリートがやっているようなうつ伏せや横向きでずっと同じ姿勢をキープする体幹トレーニングやドローインしたままで立ったり歩いたりするようなものだと思われがちですが、そういったものだとどうしてもある一部分に辛さが出てきてしまいます。
しかしリラックスした良い姿勢でスクワットやデッドリフトをしてもどこか一部に辛さを感じることもありません。 それは全体で均等に保持しているからです。 そういった姿勢で動作を行ってもどこにも大きなストレスがかからないので腰が痛くなったり、膝が痛くなったりという不調も起こりませんし、エクササイズの後は全身のバランスも整うのでさらに立つのが楽になります。歩くのも楽になります。
バランスの取れた身体を作るためのトレーニングではエクササイズ中も筋肉を緊張させて保持するのではなく、リラックスして姿勢を保持するようにして行うことが大切だということです。 筋肉を緊張させると筋肉を強化しているような感覚になりがちですが、バランス良く動けるところでスムーズな動きで行っても筋肉を強化することはできるということです。
