技術のレベルアップには基礎体力のレベルアップも必要
先日、テレビを見ているとシンクロナイズドスイミングの特集をやっていました。 シンクロというと美しく魅せるということで技術練習に多くの時間を割くのだろうと思っていたのですが、実際に流れていた映像では高重量のウェイトトレーニングに励み、しっかりと身体を作っている様子でした。
世界体操も行われていましたが、女子の団体で優勝したアメリカの選手達はバランス良く筋肉が付いていました。 シンクロにしても体操にしても高いレベルの『技』を身につけるために練習をしっかり行うことは必要ですが、結局は高い基礎体力があることで高いレベルの練習もしっかりこなすことができるようになって技術のレベルアップに繋がったのではないでしょうか。
高い競技パフォーマンスを発揮するためには身体的、防衛的、精神的、栄養的といった4つの柱が全て満足できる高いレベルにすることが必要ですし、身体的な面だけを見ても筋力、柔軟性、持久力、スピード、調整力といった要素が全て高いレベルで揃えなければなりませんのでトレーニング=ウェイトトレーニング、筋力アップではなくいろいろと考えて行うことが大切になってきます。
クライアントの中にはゴルフをしている方がいますが、トレーニングで身体作りをするようになって技術が向上を実感することもあるそうです。
技術を磨くためにプロのコーチの指導を受けているという人もいますが、身体のゆがみや筋肉の緊張のバランスが整うことで身体が大きく使えるようになってコーチの言うスイングの感覚が掴めるようになったり、さらにたくさん打っても疲れにくくなったことでしっかり打ち込みができるようになって改良したスイングをしっかりと自分のものにできたという方もいらっしゃいます。
ゴルフに限らず、ランニングスピードをアップさせたり、速いボールをなげるために練習をしようとしてもスピードが上がれば脚や肘・肩にかかる負担が増えますから基礎的な筋力がなければケガをしてしまう可能性も出てきます。
技術のレベルアップのためにもしっかりと身体作りに取り組んで基礎体力のレベルをアップさせること、トレーニングを定期的、計画的に行うことも大切なことだと思います。