岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

むくみの解消に筋トレは必要ない

デスクワークでずっと座っていることが多い人で足のむくみに悩まされる人はたくさんいます。 むくみを解消する方法として多くの人が踵を上げ下げしてふくらはぎの筋肉を鍛えるエクササイズでリンパを循環させようとしますが、それでむくみが改善することはほとんどありません。

ふくらはぎの筋肉のポンプ作用を機能させるために筋力強化を勧めている本などもありますが、むくみに必要なのは筋力ではありません。 血液やリンパは自動的に循環することはありません。 筋肉の収縮‐弛緩の動きによってポンプ機能が働いてはじめて循環してくれます。 いくら大きなポンプがあってもその筋肉が硬くなって固まってしまって機能しなければ血液やリンパが循環することはありません。

むくみを解消するためには筋肉を鍛えることよりも筋肉の収縮‐弛緩を繰り返すことが重要です。 つまり、関節をしっかり動かすことが重要だということです。

そしてその動きに負荷をかける必要はありません。 動かす時は楽に、スムーズに、力を入れないで動かすだけです。 負荷をかけてしまえば筋肉は緊張して上手く緩まないからです。 筋肉が緊張したままで緩まなければ上手くポンプが機能しないのでリンパの循環は良くなりません。

むくみを解消するには“貧乏ゆすり”がいいとよく言われますが、貧乏ゆすりをする時には余計な力を使わないで足首を動かします。 それによってリンパが循環するのでむくみの改善には効果があると考えられます。

動かせば循環は良くなりますが、それが何日も持続することはありません。 じっとしていればまた循環は悪くなってしまいます。 ですから、むくまないようにするためにはこまめに動かすことを心がけることが大切ということです。