岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

疲労回復には安静よりも体を動かす

身体作りでは運動・栄養・休養のバランスを考えることは大切なことです。 そのどれかが崩れても、どれかばかりを頑張ってもバランスは上手くとることはできません。 その中でも休養の取り方を考えてみることは大切なことだと思います。

休養というと疲れを取るために休日や週末は家でじっとしているという人もいるかもしれませんが、現代人に安静が必要なのでしょうか? 最近では移動といえば車や電車、仕事もデスクワークという人が多く、1日の中で身体を動かしている時間よりもずっと座っていたり、じっとしていることの方が増えてきています。

デスクワークは身体を酷使することはないですがずっとパソコンの画面を見ていると目の疲れや肩・首の凝り、全身のむくみなどの不調が起こります。 また、仕事のストレスなどでも頭痛が起こることもあります。

そして帰宅したら疲労やむくみをとるためにリンパマッサージなどひたすらリラックスした生活。 しかし、疲労は抜けるどころか残ったままで朝起きても身体が重いという人も少なくないのではないでしょうか。

疲労は感じていても1日の中で身体を動かしている時間は短いわけですから、そういった人は疲労というよりは“疲労感”なのではないでしょうか。 安静にして身体を休めてみても身体は腰と指くらいしか主に使っていないので感じている疲労感を抜くことにはあまり効果が出ないように思います。

最近では“アクティブレスト(積極的休養)”を勧める本なども多いですが、日頃身体を動かすことが少ない人には安静にするよりも軽く身体を動かすことが疲労感を抜く効果的な休息になってくるのではないかと思います。

仕事中はストレスなどによって交感神経が優位な生活を送り、帰宅すると副交感神経が優位な生活というのが疲れている人の生活パターンではないかと思いますが、交感神経が優位になり過ぎても副交感神経が優位な生活ばかりを送っても人間の身体は『冷え』を起こします。

冷えが起こると身体の不調が起こりやすくなります。 ですから身体を軽く動かして血液やリンパなどの循環を良くして身体の冷えを改善することが疲労感を抜くためでも必要になってきます。

実際にトレーニング指導している人も来た時よりもトレーニングをした後の方が身体がスッキリしたと言います。 中には気持ちもスッキリしてストレスの発散になったという人もいます。

身体を整えること、身体の循環を整えることは心も身体もスッキリとした状態で毎日を元気に過ごすことができる効果的な疲労回復方法にもなるということです。