岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

ウォーミングアップでストレッチングをしてもケガの予防にはならない

ウォーミングアップでストレッチングをしてもケガの予防にはならない、パフォーマンスが下がってしまう、それよりも体操をした方が良いというのを数ヶ月前にN○kの番組でやっていて、「ストレッチングよりも体操の方が効果的なんだって」と言っていた人がたくさんいましたが、ジムで見かけるのはストレッチングをしている人ばかり。 いくらテレビで効果的だと言っても実際に体操をやってみて効果をきちんと感じることがなければやらないというのも仕方ないことです。

ウォーミングアップというと未だにエアロバイクを漕いだり、ウォーキングやランニングをして身体を温めるくらいのイメージで行っている人が多いようですが、そもそもの目的は『これから取り組むことの対しての身体的、精神的準備を整えること』です。 姿勢や身体のバランスを整えて身体を動かしやすい状態にしておくということも含まれています。

腰が痛い、膝が痛い時に走って身体のバランスが整うでしょうか? 痛いところをかばうために整えることは難しいのではないでしょうか。 スクワットのしゃがむ動作がきちんとできないとしゃがむ動作を一生懸命やりますが、身体のバランスが崩れた状態ではいくらやってもスムーズにできることはないと思います。 それよりはスムーズにしゃがめる状態にする方が効率も良いですし、スクワットも効果的に行えるのではないでしょうか。

それならばまずは身体を温めることよりも“身体を整える”ことを優先して行うべきだと思います。 ですからパーソナルトレーニングではウォーミングアップで身体を整えるための体操を行います。 走ったりするようなことはありませんが、硬くなっている筋肉が緩んで関節可動域が改善すると血流やリンパの循環も良くなるので結果的に身体も温まってきます。 トレーニングを受けている人のほとんどが体操だけでも汗が滲んでくることを実感します。 姿勢や身体のバランスも整って動きやすくなるのでトレーニングで行う動作もスムーズに行うことができ、いろいろなことがやりやすくなります。

レーニングも効果的に行えれば筋肉はさらに良い状態になり姿勢、身体のバランスも良くなっていきます。 そうするとトレーニング前よりも終わった後の方が身体の軽さ、動かしやすさを感じることができます。 肩こりや腰や膝の痛みといった身体の不調も軽くなってしまいます。

パーソナルトレーニングを受けて下さっているクライアントさんの多くはウォーミングアップでランニングやウォーキングは行わなくなり、自然に体操を行うようになっています。 それはトレーニングの時だけに限らずゴルフのラウンド前のウォーミングアップなどでも行われています。 多くの人は何もしないかストレッチングをしているそうですから、その時点でパフォーマンスも違ってくるでしょう。

体操はきちんと行えば身体も温まるし、姿勢や身体のバランスも良くなるという効果的なウォーミングアップの手段です。 しかし、体操をきちんと教えてくれる人はほとんどいません。 それは体操をきちんと理解している人が少ないので指導する側も教わる機会がないからです。

レーニングを効果的にするために改めてウォーミングアップの大切さを考え直してみる必要があると思います。