腰痛を治すために大切なのは鍛え方よりも体のケア
腰が痛くなると筋力低下、筋肉の衰えのせいだと思って腹筋や腰の筋肉を鍛えなければ考えますが、鍛えてもすぐに腰が良くなることはありません。 それは、腰痛のほとんどの原因が筋肉が緊張して硬くなっているからです。 硬くなっている筋肉をさらに負荷をかけて緊張させて硬くすれば症状がひどくなることはあっても良くなるはずがありません。
ほとんどの人がわかっていませんが、腰痛になった時に必要なのは筋肉の鍛え方ではなく、ケアの仕方です。 「からだの緩め方」です。 きちんとケアをすれば症状がひどくなる前に予防することもできますし、ちょっとした痛みならすぐに良くなってしまいます。
先日見に行ったLIVEでは3時間半立ちっぱなしでした。 新幹線などの移動を含めれば5時間近くはほとんど座ることなく立ち続けていたでしょうか。 そんな時間立ち続ければ筋肉を鍛えていてもさすがに腰が張ってきます。 しかし、簡単にできるケアをしていたおかげで翌日、腰の痛みを感じることはありませんでした。 むしろ身体は快調でした。
やったことは骨盤体操、前屈など基本的な動作の体操、股割り程度です。 全身の筋肉の緊張を解して、柔らかい筋肉にして姿勢や体のバランスを整えただけです。 難しいストレッチングなども一切行っていません。
いくら筋肉を鍛えてもケアの仕方をきちんと知らなければ腰痛になってしまいます。 大きな筋肉で大きな重りを付けてスクワットやベンチプレスをしているような人の中にも「腰が痛い」と言っている人を何人も見てきました。 逆に、そんなに大きな筋肉をしていないし、きついトレーニングをしていないような人でも腰痛に悩まされることなくいつも元気に過ごされている方も何人も見てきました。 そういった方は必ずいつも柔らかい筋肉を維持するためにケアをしっかりされています。
フィットネスクラブでトレーニングをしている人をみてもきちんとクールダウンが行えている人はいません。 ケアは筋トレと同じくらい大切なことです。