岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

ほとんどの人は柔軟性の大切さに気づいていない

世の中では腰や膝が痛くなるのも姿勢が悪くなるのも、脂肪が増えてくるのも腿が上がらなくて躓くのも、ゴルフやランニングのパフォーマンスが下がる原因を全て筋力の低下だと言います。だから筋トレ、筋力アップが解決方法という話になってしまいます。

まるで大きい筋肉があれば、強い筋力があれば何の問題も起こらない、なんでも解決できるように思っていて、柔軟性の大切さを知らない、気付いていない人がほとんどです。

私のトレーニングを受けてくださっているクライアントさんはみんな柔軟性の大切さを理解してくださっています。 ・全身の硬くなっている筋肉を柔らかくすれば腰や膝の痛みも良くなってしまいます。 ・姿勢や体のバランスも整って猫背や反り腰、O脚やX脚も直ります。 ・柔らかい筋肉になると血液などの循環も良くなって代謝が良くなり体も引き締まってきます。 ・筋肉の柔軟性だけでなく動きもリラックスしてしなやかになることで腿も上げやすくなります。 ・筋肉が柔らかくなることで可動域が広がってスイングスピードも上がってゴルフのパフォーマンスも良くなります。 ・リラックスした柔らかい弾むようなランニングフォームを身につけることで長い距離も楽々走れるようになります。

しかし、クライアントさんが友人や知り合いで姿勢の悪さ、腰や膝の痛み、ドライバーの飛距離が落ちてきたというような人に「筋力よりも柔軟性が大切だよ」と言っても誰もわかってくれない、理解できないそうです。 必ず「いやいや、筋肉を鍛えないといけないでしょう」という答えが返ってくるそうです。

ほとんどの人は筋力というのがどういうことなのかちゃんとわかっていないので柔軟性の重要性にも気づきません。 ジムで筋トレをしている人のほとんどが全身の筋肉がガチガチの体でダンベルやバーベルを使ってトレーニングしています。 そんなガチガチの体では筋肉の伸び縮みも小さくなってしまいますから大きな力が出ません。 だから軽い負荷が精一杯です。 ですが、軽すぎる負荷でトレーニングして筋肉が大きくなったり強くすることはありません。 ただトレーニングをやっているだけで、きちんとやっているわけではないので結果も出ません。

パーソナルトレーニングではまず全身の筋肉の緊張を解し、硬くなっている筋肉を柔らかい筋肉にすることから始めます。 筋肉が柔らかくなれば姿勢や体のバランスも整って骨格も整いますから腰や膝のような局所に大きなストレスがかかるようなこともありません。 骨や関節の動きもスムーズになるので体幹や手脚の動きもスムーズになってスイング動作やランニング動作もやりやすくなります。

ダンベルを使ったトレーニングもしますが、柔らかい筋肉は伸び縮みも大きくスムーズにできますから自然と大きな力が出ます。 普通の人が見るともの凄い重そうに見えるダンベルも楽々上がってしまいます。 そんなトレーニングをしていれば基礎代謝もきちんとアップしますから体脂肪も減って余分なたるみも引き締まってしまいます。

筋肉が柔らかくなるということは持っている力をしっかり出せるようになって筋力も自然と高まります。 柔らかい筋肉でリラックスした動作はスピードの向上にも繋がり、スピードが重要になってくるスポーツ、ゴルフやランニングといった競技のパフォーマンスアップにも繋がります。

誰も気づいていない柔軟性という伸びシロを伸ばすようなトレーニングをしてみるともっと簡単に結果が変わります。