岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

ヒアルロン酸を注射すれば動かすと痛む膝は治るのか?

膝の痛みで病院へ行ってヒアルロン酸注射をすると膝の調子が良くなって曲げ伸ばししても痛みを感じなくなることがよくあります。 膝の痛みにヒアルロン酸注射は効果的な治療ですが根本的な改善は見られません。

膝の痛みを根本的に改善するには、自分でヒアルロン酸をきちんと分泌させる機能を取り戻さなければいけません。 そのためには関節を動かす、つまり体を動かすことが大切になってきます。 骨と骨がきちんと噛み合った状態で擦り合わせることでヒアルロン酸を含んだ関節液が分泌されるようになります。

運動というと筋トレをイメージしがちですが、関節液を分泌させることが目的ですから大きな負荷は必要ありません。 膝の関節は日常的に行う歩く、イスまでしゃがんでそこから立ち上がったり、階段を昇り降りで十分使われます。 そういった動作を筋肉の余計な力を使わずに楽にスムーズに行うだけで十分です。 それが膝の関節の動きを良くするための効果的なトレーニングになります。

膝の痛みの多くは特別なことが原因ではありません。 姿勢が悪くなって脚をきちんと伸ばして立てなくなるために関節の噛み合わせが狂ったり、何気なくやっている日常的な動作の癖で関節に大きな負担をかけてしまうことです。 だから関節をきちんと噛み合わせる、スムーズに動かすことが膝の痛みの改善に繋がるのです。

膝の関節をサポートするために筋肉を鍛えるようなことがよく言われますが、筋トレは脚の捻じれ、関節の動きをスムーズにできるようにしてからでも十分間に合います。