走るためと言っても部分的な筋肉強化ではいくらやっても速くならない

トレーニングも細分化されてきてランニングのためのトレーニングのように競技のための専門的なトレーニングについて書かれた本もたくさん出ています。 走っている時のある動作の局面ではどういった筋肉が使われているかなど細かく説明してくれていますし、親切にその筋肉を鍛えるためのエクササイズまで教えてくれます。

しかし、その通りにトレーニングしても走りが良くなったり、速くなるなんてことはありません。

そもそも走るという動作も全身運動です。 いくら細かい部分まで筋肉を鍛えたとしてもそれが全身運動でもきちんと使えるとは限りません。

走り方に問題があれば鍛えた筋肉を鍛えるために費やした時間が無駄に終わってしまうということです。 筋肉を鍛えたのに成果に繋がらない人は鍛えた筋肉を実際の動作でも使えるようにする動きのトレーニングまできちんと行っていないからです。

そう考えるとアスリートでもない一般の方は一生懸命細かい部位まで鍛えるトレーニングをするよりも走り方を修正して走る時に使われるはずの筋肉をきちんと使えるようにする方が効率も良いですし、短時間で成果を感じられるでしょう。

競技のためのトレーニングというのはただ鍛えて終わりというほど単純ではないということです。