肩甲骨はがしをすれば肩こりは治るのか？
トレーニング雑誌の最新号に「肩甲骨はがし」というのが載っていましたが、デスクワークで肩こりに悩むような人は背中の筋肉が硬くなってしまった結果、普通なら肋骨と肩甲骨の間に少し隙間があるのにそれがなくなってしまうというケースがよく見られます。
隙間を作るためにマッサージやストレッチング、体操などいろいろな方法がたくさん書いてありましたが、硬い筋肉が柔らかくなれば肩甲骨の隙間が戻ると考えるとこういったマッサージやストレッチングをやるのでしょうが、そんなことをしなくても、『肩や肩甲骨を元々の自然な位置に戻す』だけで短時間で簡単に肋骨と肩甲骨の隙間は取り戻せます。
ちょうど先日、デスクワークをしている人から肩甲骨辺りの強い凝りについて相談を受けました。 猫背で背中が丸くなっていて首筋や肩甲骨周りの筋肉は硬くなり、背中を触ってみても肩甲骨が浮き上がっている感じはありませんでした。
そこで肩甲骨が一番スムーズに動くように上下させたり寄せ離しをして肩や肩甲骨の位置を修正すると首筋や背中の筋肉は柔らかくなって肩こりは軽くなり、肩甲骨と肋骨の隙間もちゃんと戻りました。
くっ付いているものをはがすのではなく、元々隙間があったのが姿勢が崩れたり筋肉が硬くなってしまったことでくっ付いてしまっただけの話ですから、姿勢を戻したり、肩甲骨の元々の動きをきちんと取り戻してあげれば簡単に問題は解決します。
肩や肩甲骨を元々の位置に戻すために動くものを動くように動かすだけですから、どこかを痛める心配もありません。 こういうのは普通過ぎて面白くないので残念ながら本のネタにもならないでしょうね。
