岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

きついことをしなくてもスタイルは良くなる

運動=筋トレ、トレーニング=筋トレ、筋トレ=きつこと、辛いことをしないと効果がないというのが一般的なイメージなのでフィットネスクラブでも気になる部分を引き締めたいという人は筋肉を付けたくないからとトレーニングも自体重や1kg、2kgくらいのダンベルくらいの軽過ぎる負荷できつそうな顔をしてやっています。

レーニングを依頼してくる人も最初に話を伺ってみると運動、トレーニングに関するイメージは同じです。 運動経験が全くないのできついことが嫌だけど、脂肪を減らすには筋肉を付けて基礎代謝を上げることが大事だから頑張ってきつい筋トレをしないといけないと思っています。

依頼してくるのはほとんどが女性ですが、気になる部分を引き締めたいという目的は同じでも気になる部分が太く見えたりたるんで見えてしまう原因は違います。 脂肪が多い人もいれば、むくんで太く見える人もいます。 姿勢の崩れや体のゆがみのせいでウエストや太ももが太く見える人もいれば、いつも太ももの前やふくらはぎに力を入れて過ごしているせいで筋肉が付いてしまったというケースもあります。

原因がこれだけ様々なのにみんな筋トレをして筋肉を強く、大きくして基礎代謝をアップする方法で引き締まっていくイメージができるでしょうか? 筋トレを頑張っても効果が出ないのは頑張りが足りないのではなく、太く見えたりたるんで見えてしまう原因に対して適切な方法をやっていないだけです。

そんな話をして原因別に適切な対処法をアドバイスしていきます。 ・脂肪が多い人は食事の見直し、基礎代謝をアップするために体温が下がらないように血液の循環を良くするようなことをする ・むくみのある人はいつもリンパの循環が良い状態を維持するために、リンパの循環を促進するためにさする、なでる、軽く動かす、呼吸するといったことをちょっとした合間に行う ・姿勢の崩れがある人は筋肉が緊張したまま固まってしまわないように伸びや深呼吸を時々する、体を動かす時間があるときは気持ち良く肩甲骨や骨盤といった骨や関節を動かす ・太ももの前やふくらはぎにいつも力が入ってしまっている人は力に頼らないしゃがみ方、立ち上がり方、歩き方、階段の昇り方・降り方をする だいたいこんな感じです。 筋肉を鍛えましょうなんて言うことはありません。 筋肉を鍛えて解決できる問題ばかりではないし、基礎代謝をアップするにしても他にももっと簡単な方法があるわけですから。

こういう日常生活の中での何気ないことから気をつけてみるというアプローチなんで短期間で劇的な成果が出るなんてことはありませんが、それでも結果は確実に出ます。

「太く見えてしまう原因を改善する方法をやる」という当たり前で誰でもわかりそうなことでも意外とできていない人は多く、結果が出ていない人はパーソナルで見ている人よりも確実にきついこと、つらいことを頑張っています。

「頑張っていればいつか・・・」では結果は出ません。 「こういう風になるには・・・」という目指す良い未来から逆算する『考え方』に変えることが大切です。