岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

背筋を真っ直ぐにすることを心がければ肩こりは治るのか?

肩こりで相談に来る人の体の状態をチェックしてみると姿勢の崩れが原因で首や首筋の筋肉が強く緊張し血液の循環が悪くなった結果、肩こりが起こっているというのが多く見られます。 そういったケースは崩れてしまった姿勢を元通りの状態に回復してあげると良くなり、その後も肩こりで悩まされることもなくなっていきます。

しかし、崩れてしまった姿勢を元通りに戻すことと背筋を真っ直ぐに伸ばすことは見た目にはどちらも良い姿勢に見えますが、結果は全く違います。 元通りに戻すと筋肉は立つために必要な最小限の緊張で済みますが、背筋を真っ直ぐに伸ばそうと意識することは筋肉の“余計な緊張”を引き起こします。 筋肉がいつも緊張していると筋肉が疲労します。 本来は血液を循環させることで疲労から回復できるのですが、いつも筋肉が緊張していると血管も狭くなり血液の循環も悪くなってしまいなかなか疲労が抜けません。 その結果肩こりが起こってしまいます。

一方、筋肉の緊張が少ないと疲労も少なくて済みますし、いつも血液の循環も良い状態を保てるの疲労が溜まりにくくなります。 なので肩こりが起こりにくくなるということです。

筋肉の緊張のバランスが崩れるから姿勢が崩れて肩こりが起こるわけですから日頃のケアは筋肉を緩めるようなことをすれば十分ということになります。 筋肉を緩めるには特別な道具も必要ありませんし、限られた場所や長い時間がないといけないようなこともありません。

いつも良い姿勢で過ごすことは身体の不調を解消するために大切なことですが、自然な良い姿勢は特別な意識も必要ない、もっと楽にできるものです。