岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

一度咳き込むと止まらない。息をするのも辛い。どうすればいい?

気管支喘息で咳が続いて呼吸をするのも辛いので薬を飲んでいて医師からも日頃から腹式呼吸をしっかりトレーニングするように言われたがうまくできないので呼吸のやり方を教えて欲しいという相談を受けました。

身体の状態をチェックしてみると全身の筋肉が緊張で硬くなっていて、特に胸の筋肉が強く緊張していて猫背気味の姿勢でした。 猫背で胸の筋肉の緊張が強いとなると胸が圧迫されたような状態になり息を吸っても胸に全く動きが見られません。 胸の下には肺がありますから、吸った息がきちんと肺に届いて膨らめば胸が膨らんだり持ち上がるような動きが起こります。

腹式呼吸ができないのではなく、そもそも身体の状態がノーマルではないので息を吸っても肺に新鮮な空気、酸素が届かないだけなのではないかと思い、体幹の筋肉の緊張をゆるめるために肩甲骨を動かしたりしてみました。 体幹の筋肉の緊張がゆるむと姿勢も良くなりました。 息を吸ってみると胸が膨らんだり持ち上がるような動きが見られるようになりました。 呼吸の練習を繰り返すとさらに楽に立てるようになりました。

その後の経過を伺うと姿勢が良くなってからは呼吸も楽になり咳き込む症状も緩和されてきたようです。

私が目指している良い姿勢は単に見た目が良い、筋肉が柔らかい、関節がよく動くといったことだけではなく、楽に大きな呼吸ができるというのも含まれています。 息がやりづらいという時は体をゆるめて姿勢を整えてみることも有効な考え方かもしれません。