岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

太もも引き締めにはゆるめて整える

軽い負荷で20〜30回くらいのトレーニングをすれば筋肉は細くなるとよく言われます。 ジムでも太ももを細くするために自重で回数の多いスクワットをしている人をよく見かけます。 しかし、最近では軽い負荷でも無限に繰り返すと筋肉は太くなると言われるようになってきました。 そうすると太ももを細くしているつもりでスクワットをしているのに結果的には太ももが太くなってしまう可能性があります。

太ももを細くしたいなら鍛えるのではなく「整える」ことです。 クライアントさんで姿勢が良くなると太ももが細くなったという人もいます。 姿勢を整えるためにやっていることは“ゆるめる”ことです。

レーニングではスクワットのような運動も行います。 一般的には筋肉を鍛えるエクササイズとして用いられることが多いですが、股関節・膝・足首の適切な動かし方を掴んでもらうために行います。 適切な手順、動かし方でこういった関節を動かせばその動きに関係する筋肉も適切な動かし方で使うことになります。 太ももの前や外側の筋肉が張り出しているという人に多いのが脚にねじれがある状態で動かしてしまうために前や外側に大きなストレスがかかり、その結果筋肉が大きくなってしまいます。

適切な手順、動かし方で筋肉を動かせば太ももの前や外側の筋肉の緊張が取れて弾力のある柔らかい筋肉に戻ります。 すると太もも全体の緊張のバランスが整って脚がきれいに真っ直ぐ伸びるようになり曲がって筋肉が張り出している時よりも細く見えるようになります。

どんなに軽い負荷でも回数やセット数が多くなれば辛くなったりきつくなります。 そういった運動は長続きしません。 整えるためにやることはゆるめることだけです。 楽に、気持ちよく、軽くやるだけです。 それだけで骨格に見合った太ももに自然と引き締まっていきます。