岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

トレーニングをしているのに効果が出ないのは正しいフォームでやっていないから?

最近ジムでも筋トレに取り組んでいる人が増えています。 トレーニングは正しくやらないと効果が出ないという認識から「このやり方で正しくできていますか?」、「正しいトレーニングのやり方を教えてください」というようなトレーニングフォームのチェックの相談も時々ありますが、“正しいやり方”というのはありません。 ケガをするようなものはそもそもダメですが、筋肉は使っているように作られますので同じエクササイズでも目的が違えばやり方が微妙に違います。

エクササイズの正しいやり方というものはありませんが、“目的に合った適切なやり方”というものはあります。 スクワットにしても太ももの前を刺激したいのか、お尻を刺激したいのかによって意識するポイントが違ってきます。 つま先に体重をかける意識でやれば太ももの前が刺激されますし、足裏全体に体重を乗せて地面を軽くプッシュするように立ち上がっていけばお尻や太ももの裏側が刺激されます。 なのでエクササイズのフォームの相談に関しては、まず「どのような目的でそのエクササイズをするのか」ということを尋ねます。 目的とエクササイズのやり方が合致していれば結果は自ずと出るはずですから。

うまくいかない人の場合、ほとんどがこの“目的と方法”が合致していません。 本やネットにエクササイズのやり方は見つけられますが、それはあくまである1つのパターンでしかないからです。 1つのパターンで全ての人に同じ結果を出すというのは難しいことです。 性別、身長、体重、筋力、柔軟性などはみんな違うからです。

指導ではどの人にも同じエクササイズはしてもらいますが、同じ動き方をする人はいません。 同じ動きをやってもみんな違います。 「スクワットはこうです。」ではなく、「あなたの場合、このようにしゃがんで立ち上がりましょう。」ということにしかなりません。

なので必要なのはエクササイズが載っている本や誰かがやっているエクササイズの動画でもなく、自分に合った適切なエクササイズの動作のやり方、体の使い方を教えてもらうことです。 自分でやれるようになるにはヒトの体について、体を動かすということについて勉強するしかありませんが、それは一朝一夕にはできません。 それなりに時間とお金が必要ですが、そういった専門的な知識を持った人に教わればもっと少ない時間で自分に合った適切なやり方を身につけることができます。

正しいではなく、あなたに合った「適切なやり方」を早く見つけることです。