岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

お尻の筋肉を一生懸命鍛える前に日頃の使い方を見直すことから

女性のクライアントさんから「ヒップアップしたスタイルになりたい」ということを相談されることも多いですが、ヒップアップのためにやることといえばほとんどの人はスクワット、ヒップリフト、ヒップスラストといった“筋トレのエクササイズ”のイメージします。

多くの人は筋肉が減ったから筋肉を鍛えて筋肉を付けようということで筋トレをイメージするのでしょうが、そもそも「なぜお尻の筋肉が垂れてしまったのか?」という原因を考えずにお尻の筋肉を鍛えたところで思ったような結果にはならないと思います。

筋肉は鍛えないから衰えるのではなく、「使わない」から衰えるのです。

お尻が垂れてしまったのは普段から使っていないから筋肉が萎んでしまったからです。

萎んで硬くなった筋肉を一生懸命鍛えても膨らむような反応は見られませんし、筋トレでせいぜい何十分お尻の筋肉を刺激してもあとのほとんどの時間でお尻の筋肉を使っていなければトレーニングの効果も打ち消されてしまいます。

日頃お尻をきちんと使うためにすることは、「脚をきちんと伸ばして立つ」ことです。

脚をきちんと伸ばすためには膝だけでなく股関節を伸ばす必要があります。

股関節を伸ばす働きをするのがお尻の筋肉です。

実際、筋トレをしなくてもきちんと脚を伸ばして立てるようにするとお尻の付け根の弛みが引き締まり、お尻の一番高いところも上を向いてヒップアップしたスタイルになります。

そのためにやることは体をゆるめて筋肉の弾力を出すことだけです。

それだけでも成果は見られますが、速筋線維を刺激する運動を加えるとさらに筋肉が膨らみヒップアップ効果が見られます。

その運動も難しくなく、大きな負荷をかける必要もない簡単に行えます。それでいて効果は抜群なわけですからかなり効率的だと思います。

筋トレで鍛えるのも良いですが、日頃からお尻の筋肉が使えているかどうかを見直してみるとトレーニングの効果もさらに高まるのではないでしょうか。