岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

サプリメントで栄養を補給するだけで膝の痛みがなくなるようなことはない

ランナーから一般の方までひざ痛で悩む方からの相談がよく来ますが、多くの人が膝の軟骨の成分を摂ったり、関節の滑りを良くするためにということでサプリメントを飲んでいます。

ところがそういったものを飲んでいるにも関わらず痛みは全然良くなりません。 ひざ痛で相談に来る人のほとんどは関節などに特に異常があるわけではありません。 あったとしても軟骨が磨り減っているというものですが、共通して何もしていない時に膝に痛みを感じるようなことはありません。 歩いたり、走ったり、階段の昇り降り、イスのしゃがむ立つといった動作をした時に痛みを感じるというものです。

そうなると問題は栄養ではなく、「動かし方」になってきます。 何かの動作をすると膝が痛くなるという人に痛みが出る動作をやってもらうと“膝が痛くなるようにやっている”のがわかります。 痛みの出る側の膝に大きなストレスをかけるようなことをたくさんやっているから痛くなってしまっているのです。

なので、全身の筋肉の緊張をゆるめ、弾力性を取り戻して本来の自然な立ち姿勢を取り戻したり、痛みが出る動作のアンバランスを解消し、大きなストレスをかけないような動かし方、言い換えれば適切な手順、やり方で楽に、スムーズに動作をするようにすればそれだけで同じ動作をやっても痛みが出なくなります。

何かを食べたり飲んだりするだけで何かをすると痛くなる膝の痛みを改善することはできません。 姿勢や痛みが出る動作のやり方を見直すことが遠回りのようで一番の近道です。