岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

尿漏れ改善のために下腹部を締めていてもあまり効果がない

年配の女性から「尿漏れ」についての相談を受けることがよくあります。 ネットで調べてみても尿漏れ対策に“骨盤底筋のトレーニングが良い”というようなことを書いている記事がたくさん見つかります。 尿漏れ改善のために骨盤底筋のトレーニングは有効だと考えられますが、相談の多くが「意識している時は下腹を締めていられるがふとした時に緩んでしまい、その時に起きてしまう。」といったものです。

それは、下腹部を締めようとしても下腹部の筋肉は収縮せず緩んでしまうからです。 一般的な骨盤底筋のトレーニングは“息を吐きながらお尻の穴を締めるように”というような説明をしていますが、実際にそのようにやってみてもうまく締められません。

実は、締めたい時は息を吐くのではなく「吸う」のです。 下腹部に空気を入れるイメージで鼻から息を吸うとお尻がキュッと締まります。 すると下腹部にも締まった感覚が出てきます。

骨盤底筋をきちんと働かせると楽に良い姿勢を保つことができますし、イスのしゃがむ立つ、歩く、階段の昇り降りといった動作も軽く、スッとできるようになります。 つまり日常生活動作が骨盤底筋のトレーニングにもなると考えられるのです。

うまく下腹部を締めておけないという人は呼吸のやり方を変えてみるだけでうまくできるようになるでしょう。