岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

筋トレで体幹を強くすればぶつかっても倒れないようになるのか?

最近はやたらと“体幹”という言葉が出てきます。 その影響なのかわかりませんがスポーツをしている小学生、中学生の子供を持つ親御さんから「コーチから体幹が弱いと言われたんですがどんな体幹レーニングをしたらいいのでしょうか?」といった相談をよく受けます。

先日も「サッカーをしているが相手にぶつかってこられた時にすぐに倒れてしまいます。ぶつかられても倒れない強い体幹を作るにはどんなトレーニングをしたらいいのでしょうか?」という相談が来ました。

野球、陸上と競技は違うものの中学生を何人か指導しましたが、個人的な印象としては身長が伸びている間はトレーニングをしてもあまり筋肉は大きくならないといったことを感じます。

一方でうつ伏せで1分間じっとして何十kgもある人にぶつかられて勝てるはずもありませんし、腹筋背筋運動が100回できるから、スクワットで100kgできたら良いということも言えません。

練習でぶつかっても倒れない体幹の強さを養うというようなものを考えてみるというのも1つのアイデアではないでしょうか。 例えばぶつかる練習をして「慣れる」というものです。 どんなに筋肉を付けても実際にぶつかる練習をしないと急にぶつかられても対応できない、経験しておかないと対応はできないのではないでしょうか。

また、ストレスという面から考えてみてもそれなりの40kg、50kgの人が勢いよくぶつかってくれば“質量×スピード”でその衝撃のストレスはものすごく大きくなります。 100kgのバーベルを担いでスクワットしたりするよりも簡単に大きなストレスを体にかけることができるとも考えられます。 体は刺激と反応ですから、目的に合った適切なストレスをかければそれに見合った反応が出るはずです。 そういう風に考えてみると体幹レーニングやウエイトトレーニングをすることだけが体作りではないと言えるのではないでしょうか。

レーニングがメインになりすぎると一番大事な技術が疎かになってしまいます。 筋力を強化しておけばサッカーの練習はしなくても上手くなるなんてことはありません。 またオーバーワークになって練習に影響が出てもダメです。 何事もバランスをよく考えてやることが大事なのではないでしょうか。