岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#118 投げ方、振り方のトレーニング指導法を学んできました

野球をやっている中学生の甥っ子を連れて魚住先生に野球の投げ方、振り方のトレーニングをお願いしました。

まずはチームでコーチからピッチング、バッティングの際にどんなことを言われているのかを聞きながら軽いキャッチボールや素振りでどのように投げたり振っているのかをチェックしてそれから本格的な指導が始まりました。

ピッチングではコントロールが悪い、右バッターのインハイに抜ける球が多いという課題を抱えていましたが投球動作に入って片脚立ちになった時の姿勢、踏み出していく足の着地位置に問題がありました。 なぜ抜けるようなボールがいくのか、腕で狙ったところへ投げることがいかに難しいことであるかといったことを1つ1つ丁寧にわかるように説明してもらえるので中学生でも理解できます。

それを直すためのアプローチではプレートへの足の乗せ方、バランス良く立つために股関節・膝を軽く緩める(これは勢いのあるボールを投げるために重要なプレートを押すためにも大切)、セットポジションの時のグラブの位置、狙いを定めるためにグラブ・肩・お尻のどこを使うのが一番やりやすいのかなどといったところをアドバイスしますが、投げる腕に関する指導はほとんどありません。下半身、体幹の使い方についてがほとんどです。

その後屋外で近い距離でのピッチングを行いましたが、投げ方が見違えるように良くなり、投手が投げているような雰囲気が出ていました。 腕はほとんど力を入れずリラックスして下半身、腹筋を使って投げるのですがボールの勢いが良くなり、体の使い方もいつも同じなのでコントロールも良くなりインハイへ抜けるようなボールはほとんどなくなり、アウトローに集まるようになりました。

また、内野手をすることもあるのでゴロを捕球してからのスローイング、スナップスローなども教えていただきましたが軸足の使い方、グラブを持っている側の手の使い方を少し変えるだけで捕ってから投げるまでの流れがスムーズになりました。 スナップスローも手首だけで投げていたのを少し使い方を変えるだけで勢いのあるボールに変わりました。

バッティングでは力を入れて振っているのに打っても飛ばないという課題がありましたが、力を入れてバットを振ろうとしてバットのヘッドがあまり加速できていないことが最大の問題でした。 ここでもピッチングと同じ下半身の使い方の問題がありました。 腕に関しては小指の使い方(右バッターの左手)、手首を返すや“呼び込む”の勘違いなどアドバイスされました。 そうして改めてバットを振ってみると力みがないのにバットのヘッドがしっかりと加速していてスイング音が見違えるように良くなりました。 インコースアウトコース、高め、低めの振り方、日頃から“読み”を磨くこと、握力を高めるために日常簡単にできるトレーニングなどもアドバイスしていただきました。

指導を受けた後のピッチング、スローイング、スイングの動作を見て本人も指導を受ける前と全然違っていることに驚いていました。 今までいろいろな人に教わってきたけれど、今回の指導が一番わかりやすかった言っていました。 2時間くらい体を動かしていましたが全然疲れた感じもなく帰ったらすぐにバットを振りたい、ボールを投げたいと思うくらい投げたり振ったりすることが楽しかったようです。

今回は先生の指導の様子を近くで見ているという感じでしたがやはり実際に指導している様子を見るだけでも勉強会では教わることができないものがたくさんあり非常に勉強になりました。