岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#131 首、肩の痛みへの対応について学んできました ④

今回のテーマは「首、肩の痛みとその対応」でした。

最近では解決できる問題も増えてきましたが、その多くは“問題の原因”がきちんと見抜けられたケースです。 問題の原因がわかると難しいことをしなくてもシンプルなアプローチでも良い結果が見られます。

しかし、問題の原因が見つけられていないケースでは思ったような結果が見られません。 今回は肩の痛みのケースについて質問しましたが、痛みの出る腕の動きを動画でチェックしてみると皮膚の動きに注目してみると肩甲骨周囲の皮膚にゆとりがありませんでした。 痛みの出る方の肩甲骨周囲の皮膚のゆとりを取り戻せばその動きをしても痛みが出なくなるのではないかということで皮膚へのアプローチを教わりました。

皮膚テーピングでは今までのものよりさらにシンプルなものを紹介していただきましたが、日頃自分が指導の中で使っているやり方と比べても肩から腕までの筋肉の緩み方が大きいことがわかりました。 皮膚テーピングは脊柱に貼ることで首の屈曲・伸展、回旋運動が、脚に貼ることで股関節の内・外旋や膝の動きも良くなりました。活用範囲が非常に広いものでした。

さらに皮膚を誘導して肩甲骨や胸椎、胸郭の動きを良くするアプローチも教わりました。 相手を動かすテクニックとして手の当て方、手のひらで皮膚の動きを感じる、皮膚の誘導方向など細かなところまで1つ1つ丁寧にアドバイスをいただきながら実施しましたが、ちょっとした違いで動きの変化、終わった後の筋肉の緩み方が大きく違います。

肩や首の痛みのケースとは別に変形性股関節症への対応として股関節の内・外旋の皮膚の誘導も教わりましたが、まず皮膚や筋肉の緊張を緩めてからいつも行っているアプローチを行えばさらに効果的になりそうです。

しゃがむ・立つの動きをスムーズにする、ヒップアップ、下肢の筋肉の緊張を緩める目的で「蹲踞」を応用したアプローチを教わりました。 こちらはトレーニングとしても筋肉を緩めるアプローチとしてもしゃがんで楽に立ち上がる動作ができるようになる、スムーズな歩き方を身につけるためのアプローチとしてもかなり効果的なものだと感じました。

他にも魚住方式のトレーニングでの漸進性の原則に基づいた進め方の考え方についてもアドバイスいただき、非常に中身の濃い時間になりました。