岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

長時間座りっぱなしで背中と腰がつっぱる感じがあって痛い。痛みを改善するにはどうすればいい?

長時間のデスクワークをしている方で背中、腰の突っ張るような痛みを訴えてこられるという方が最近増えています。

そういった方の体の状態をチェックしてみると背中、腰だけでなく首や肩も筋肉が緊張して硬くなってしまっています。 姿勢は背中は丸くなって猫背気味ですし、中には体が捻れてしまっているという方もいます。

背中や腰の筋肉が硬くなってしまう原因の1つは“手の使いすぎ”です。 長時間のパソコンで作業をしていると手の使いすぎが起こります。 手は神経で中枢と繋がっていますので手の使いすぎは肩にも影響が及びます。 肩が硬くなれば肩甲骨の周りの筋肉も緊張して硬くなってしまいます。 背中が硬くなればその下にある腰にも緊張が起こって硬くなってしまいます。 そういったことから問題を解決するために手の部分の緊張をゆるめてみると肩や肩甲骨周りの筋肉の緊張もゆるんで背中の緊張もゆるんで肩甲骨が動かしやすくなります。 そこで肩甲骨を動かすようなことをしてみると腰の筋肉の緊張もゆるんで突っ張るような痛みも緩和することができます。

もう1つの原因は“頭の位置が崩れている”ことです。 長時間パソコンの画面を覗き込むような姿勢をしていると頭の位置がセンターから前に崩れてしまっているということもよくあります。 頭が前に出ると首も引っ張られます。 首が引っ張られると背中も引っ張られ、背中が引っ張られると腰も引っ張られるようになります。 実際、そういった方の首や背中の皮膚の状態をチェックしてみると硬くなっていてゆとりがありません。 そういう状態でいろいろやってみても背中や腰の筋肉の緊張がうまくゆるみません。 そういった場合にはテーピングを使って首の皮膚にゆとりを作り、それから肩甲骨を動かすような運動をしてみると背中や腰の緊張も解きやすくなります。

中枢と抹消の繋がりや頭の位置といったちょっとしたことが大きな体の不調、不快感を引き起こす原因になってしまいます。 使っているパソコンの画面の高さを気にしてみたり、時々手のマッサージのようなことをしてずっと同じ部分にストレスをかけ続けないようなことを心がけることもこういった痛みを防ぐためには大切です。