岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

手や指の使い過ぎも肩こりの原因になる

肩こりで悩んでいるとクライアントさんから相談されました。

仕事をしているわけでもなく、荷物を持ったりするようなことをしたわけでもない。ゴルフやランニングといったスポーツをしたわけでもありません。

話を伺ってみると、拭き掃除をしたり、庭の草抜きをしたり、手を使う作業をたくさん行ったということでした。右利きということでほぼ全ての作業を右手ばかり使って行ったのでパーをしても左手はしっかりと開けるのに右手は同じように開けませんでした。

今回のケースに限らず、最近はパソコンやスマホを長時間操作するような手の使い過ぎ、指の使い過ぎが肩こりの原因になっていることがよく見られます。

手と肩が関係あるようには思えないですが、神経は中枢から抹消まで繋がっています。 抹消部分の崩れは中枢にも影響してきます。

こういったケースの肩こりでは肩や肩甲骨周りの筋肉をゆるめてもあまり改善しません。 問題の原因が手の甲、手の平の硬さですからその部分緊張をゆるめないと根本的な改善は期待できません。

逆に言えば、その部分をゆるめてみればあれこれしなくても簡単に肩こりが改善されるということです。

今回のケースでは、手の甲と手の平にテーピングを貼って皮膚のゆとりを作って、手をブラブラさせてり動かしてみると手の甲、手の平の硬さも解け、肩の緊張もゆるんで肩こりが改善されました。

「たったこれだけで肩が軽くなるなんて不思議ですね。」と驚かれていましたが、皮膚にゆとりができればその下の層にある筋肉の緊張もゆるみます。 神経の繋がりを考えてみても末梢部分がゆるめば中枢部分にも波及していくからゆるむということです。

肩こりが起きてからテーピングを貼っても緊張をゆるめることができますが、事前にテーピングを貼っておいて手や指を使う作業をすればテーピングの影響で皮膚が調整されて筋肉の緊張をゆるめる効果も期待できます。 皮膚テーピングはかなり使えると思います。