岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

ブルガリアンスクワットでお尻よりも太ももばかりが辛くなってしまう問題

ヒップアップトレーニングのブームはまだ続いているようでジムでも筋トレに励む女性を大勢見かけます。 ところが、「ブルガリアンスクワットをするとお尻に効いている感じがなくて太ももばっかりが辛い」とトレーニングのやり方で困っている人もよく見かけます。

SNSyoutubeでもベーシックなスクワットよりもブルガリアンスクワットの方がお尻の筋肉に効かせられるのでヒップアップには効果的と言っているものが多いですが、そもそもお尻の筋肉の機能は股関節の伸展(伸ばす動き)です。 84f63da1db6c5f9e4db8693f15e1b580_s 一般的に行われているブルガリアンスクワットは片脚を後ろに伸ばしてベンチなどに乗せた状態で片脚でスクワットするような動きですが、この状態でしゃがんで立ち上がった時に股関節は曲がった状態で終わっています。 股関節は伸ばされない、しゃがむ時に太ももの前の筋肉は伸びながら負荷がかかっていきます。 筋肉が伸ばされながらストレスをかけると一番筋肉痛が起こりやすくなります。 そういったことから考えるとこの動作のやり方でやればお尻には効いた感じがしないのに太ももばかり辛くなるのは結果に間違いはないということです。

ヒップアップしたいなら股関節を伸ばす動きのエクササイズをすれば良いのですからわざわざブルガリアンスクワットにこだわる必要もありません。 ヒップアップ目的であれば後ろに伸ばした脚をベンチに乗せるのではなく、前の脚をベンチに乗せてステップアップのような動きをすれば股関節の伸ばす動きが起こります。 4dc8a8cc2ce2925006c3713786ca02fd_s 実際にヒップアップ目的の女性のクライアントさんにやってもらいますが、「使う負荷は軽いのに少ない回数でお尻にしっかり効いた感じがする」、「エクササイズの直後にお尻が上がっている」という感想をいただきます。

レーニングの基本は目的に合った適切な方法で行うことです。 ブルガリアンスクワットをするからヒップアップするのではなく、ヒップアップしたスタイルになるためにどういった運動をどのようにやれば良いのかを考えましょうということです。 そうすれば「〜をしているのに全然効果が出ない」というようなことにはならないはずです。