岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

難しいエクササイズの方が効果が高いなんてことはない

SNSなどで姿勢を良くする、腰や膝の痛みを改善する、○○を引き締めるなどいろんなエクササイズの動画がたくさん紹介されています。 ところが動きが難しい、それを真似てやってみると腰などに痛みを感じるなどの相談を受けることがあります。

そういうことができないと体が硬い、筋力が弱い、ある部分が使えていないなどの指摘をする、されるケースが多いようですが、実際に動きを見てみるとそもそも動きに無理がある、腰が痛くなるようなことをやらせているというケースも少なくありません。

筋肉を大きくするために必要なのは速筋線維をターゲットにすること、筋肉が大きくなるという反応を引き出すための適切な刺激の大きさ、量を与えるようにエクササイズを行うことです。 動きが簡単だから筋肉が大きくならない、難しいから大きな反応が出るというようなことはほとんどありません。

私のトレーニングでは簡単な動きのエクササイズが中心です。 速筋線維を動員するために伸張反射を利用し、筋肉が膨らむという反応を引き出すためにトレーニング強度、刺激の大きさを工夫します。 そうすると簡単な動きでもエクササイズ後は筋肉はきちんと膨らみます。

猫背を自然な立ち姿勢に戻す、太もも・ふくらはぎを引き締めるといった目的でも同様に難しいこと、きついことはやりません。 簡単な動きを楽に、軽く、気持ち良く行う。辛い、痛い、不快なことをやらないというのが基本です。

肩甲骨の上下、開く・閉じる、斜めの動きを良くすることで体幹の緊張をゆるみます。 骨盤の前後、左右に動きを良くすることで腰やお尻の緊張がゆるみます。 そうすることで体幹の筋肉の緊張度のバランスが取れて猫背の姿勢から本来の自然な良い姿勢に戻ります。

脚をブラブラ動かして股関節の捻りの動き、膝の関節の滑りが良くする、足首の動きをスムーズにすると太ももの筋肉の緊張がゆるんで綺麗に脚が伸びるようになると太ももやふくらはぎが引き締まって細く見えるようになります。

変わったこと、普通の人がやらないようなことをすることでたくさんの人の目を惹くことはできるでしょうが、目的から考えてみるとそんな変わったことをしなくても簡単なこと、普通のことをきちんと行えばもっと簡単に目的が達成できることもあるのです。