岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#150 皮膚調整のアプローチを学んできました

今年最初の定例勉強会は「皮膚調整テープ」のコースを受講しました。

皮膚の調整は以前に教わり普段のトレーニング指導でも崩れた体の状態を戻して動きやすい体の状態にするために皮膚にテーピングを貼っています。 テーピングを貼るだけですが短時間で動きやすくなるのでその有効性をいつも感じていました。

今回、新たなアプローチとして中間位、リラックスした状態で皮膚にテーピングを貼るという考え方を教わりました。

今まではテープを伸ばして戻る作用を利用して皮膚の余裕を作るアプローチや皮膚の伸びていく方向にテープを貼って皮膚を誘導して緩めるというアプローチを教わり指導の中でも使っていましたが、このやり方だとそれほど強く引っ張ったりテンションをかけるつもりがなくてもつい強く引っ張ってしまい、緊張が緩むどころか余計に緊張してしまうということで先生と自分のテープを貼る技術レベルの大きな差を感じていました。

しかし、今回教わった中間位でテープを貼るアプローチは軽く、サッと貼るだけでいいので強く引っ張られている感じが出なくなりました。 それなのに効果は抜群で腕に貼ると腕の曲げ伸ばしがやりやすくなりました。

現在見ているクライアントの問題の解決に有効だと感じたアプローチの1つが首、脊柱のアプローチです。 肩、腰の不調の悩みで多いのが脊柱のライン、頭の位置の崩れです。脊柱のラインにテーピングを貼って体を動かていくなどトライしていましたがテープを貼る技術の問題もあってなかなか思うような結果が見られないこともありました。 今回は首、背中、腰は以前教わったのとは違う部位にテーピングを貼りましたが首、背中、腰がかなり楽になりました。 脚へのアプローチも簡単ですが非常に効果的で、立つ、歩く、しゃがむ立つ、階段の昇り降りの動作は本当に楽でした。 帰りの道中、新幹線も立って過ごしていましたが全く辛さがありませんでした。 脚へのアプローチは皮膚に直接貼れなくても同じように緊張が緩む効果が感じられたので女性のクライアントへの指導で使えるパターンが増えました。

皮膚のアプローチはきちんとしなくてもアバウトでも緩めることはできますが、筋肉の走行方向のイメージは必要になります。 この辺りは日頃の指導で積極的に皮膚テーピングを活用しながら磨いていく必要があるように思います。

また、テープをそのまま一枚で貼るのか、割いて使うのか、どっちの方向から貼るのか、テープの幅はどうするのか、今回教わったものを自分なりに応用して新しい有効なやり方を考えられるかというのは皮膚テーピングに限らず課題ですが意識して取り組んでいきたいと思います。