岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#152 ランニング指導について学んできました

定例勉強会の今回のテーマは「ランニング指導」 何度もやっているテーマですし、実際に市民ランナーの指導もしているので“歩く”、“走る”という動作についての理解も徐々に深くなっていると感じています。

市民ランナーから来る相談で多いのが「走ると膝や腰が痛くなる」というものですが、走って痛くなるのは走り方の問題でマッサージやストレッチングで筋肉の緊張を緩めることは痛みは一時的に軽くなるかもしれませんがまた走ると同じところが痛くなる。 走って起きる問題は根本的には動作を直す、走り方を直さないと治りません。 この考え方と自分で走ってみたり走る動作の見方について学んでいるおかげで相談に来られた方がまた気持ち良く走れるようになる、以前よりもパフォーマンスがアップして喜んでいただけるなど指導の結果も良くなってきています。

それでも満足のいく結果が見られないというものがあるのも事実です。 どうして思うような動きができるように教えられないのか、どこに原因があるのかといったところを踏まえて学んでみるとまた新たな気づきがあります。

今回、「弾み感」がうまく掴めない方への指導について質問しました。 問題の原因は相手が弾もうと意識してしまうように指導してしまっている、声かけをしていることでした。

歩くから走るに移行してスピードが上がっていくと自然に弾みが生まれる、弾むようになるのであって弾もうとすることは全く違ったものになってしまいます。 実際に先生が指導すると「弾む」という言葉は一切使わない、重心の移動距離を少しずつ大きくするような声かけをするだけなのに指導を受けている側は自然と弾んでいるということを感じ、意識的に弾もうとするようなことは起こりません。 あまり細かなことを言い過ぎない、気持ち良く体が進んでいくことを感じさせるような指導を心がけようと思いました。

ランニングスピードをアップするための考え方においても指導の中でストライドを伸ばすことばかりに意識がいっていましたが“ピッチ”という視点が抜けてしまっていたということに気づくことができました。 ランニングスピードはピッチ×ストライドで決まります。 ピッチは変えないでいかに大きなストライドで走れるかが重要です。 ジョギングをしたり軽いランニングをしてもらってもピッチは変えない。ちょっとしたころですがそういう意識も忘れないようにしようと思います。

他にもスプリントの指導についても見直すことができました。 最近はスプリントの指導をすることがなかったので参加者の動画でスプリントの動きの見方を確認したり、タイムを短縮するための走るトレーニングの考え方などについてのお話を伺うことができたのも非常に有意義でした。

今回の学びを生かしてまた市民ランナーの方のパフォーマンスアップに繋げられるような指導ができるよう実践していこうと思います。