岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

翌日に筋肉痛が出るくらい筋肉を鍛えないと筋肉は大きくならない?

レーニングをした翌日に筋肉痛にならないと効果がないと思っていますが、筋肉痛とトレーニングの効果は必ずしも一致しません。

筋肉を大きくするためには、 ・物理的負荷をかける ・筋の損傷(エキセントリックの動作は筋肉の損傷が大きい) ・無酸素性代謝物(酸欠になると乳酸が溜まる) ・酸素環境(加圧のように血流・酸素を制限する) といった要素を満たすことが必要になってきます。

特に物理的な負荷をかけたり、筋の損傷があった時に筋肉痛が起こりやすくなりますが、これらを全て満たす必要はなく、物理的な負荷をかけられなくても酸素環境をコントロールして無酸素性代謝物が溜まるような状態にすれば筋の損傷を起こすことなく筋肉を大きくすることができます。 そうすると筋肉痛がなくても筋肉を大きくしたり筋力を高めることができます。

シェイプアップ目的のクライアントさんがいます。 この方のトレーニングでは全身の筋肉をバランスよく使うようにしています。 一度にたくさんの筋肉を刺激するようなエクササイズを中心に行っていきます。

部分的に引き締めることができるというのも完全に否定できませんが、体脂肪が減る時はやはり全身が落ちていきますので、トレーニングでも全身を満遍なく刺激するようにプログラムを考えます。

それらを上記の条件を守りながら筋肉に刺激を与えていきますが、長い間運動をしていなくて久しぶりに行ったような方は刺激が少し強いようで筋肉痛が起こるといったことはありますが、慣れてくるとエクササイズ1つ1つではしっかり効いた感じはあっても翌日は筋肉痛が起こることはなくなります。

レーニング後は体が軽くなって楽に歩いて帰れるようになるようなトレーニングを心がけています。 トレーニングを受けた方はみんなしっかり筋肉を使ったのに疲れるどころか楽々歩いて帰っていかれます。

それでもシェイプアップ効果は出ています。 全身がバランスよく引き締まっていくとウエストや太ももといった部分のたるみも引き締まって細くなっています。 『目的があって方法がある』わけですから、その人の求める筋肉、筋力に必要な刺激を与えれば筋肉痛に関係なく結果は出るということです。