岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#46 目的に合ったエクササイズの選択と指導について学んできました②

昨日は月末の定例勉強会に参加するため大阪へ。

今回のテーマは『目的に合ったエクササイズの選択と指導』 前回の体幹レーニングに続いてトレーニングがテーマの勉強会でした。

世の中には間違ったトレーニングはない、大切なのは『目的に合った方法』を選択すること

世間には様々なトレーニングメソッドがあります。 そのどれもが行うことで何かしらの効果が出ますので間違ったものというのはありません。 しかし、求める結果を出すためには『目的』に合った『方法』を選択しなければなりません。 求めている結果が出ないときは必ず原因があるわけですが、特にこの目的と方法が合っているのかということがポイントになります。 今回改めて目的に合ったやり方をどのように考えて指導していくのかということを考えさせられました。

勉強会は参加者の質問に沿って考えていきますので、今回は個人的に『姿勢作り』を目的にしたエクササイズで上手くいかないことを質問として挙げました。

レーニングでは『目的に合ったやり方』が重要です。 また、それをどのように動かすのか、動かす手順がどうなのかということも合っていなければ結果も違ってきます。

バンザイする時の肩の柔軟性の向上を狙うにしてもどのように動かすのかということがなければただそのエクササイズをやっているだけですから狙った効果は出ませんが解剖学を意識した動きにするだけで全く結果が変わります。

スクワットにしてもバーベルを担ぐと体幹が保持できない時にどうしていけば良いのか疑問に思っていましたが、バーベルを担ぐと体幹がきちんと保持できないのであればバーベルに拘らずダンベルを楽な位置で持ってスクワット動作を行えば目的通り体幹保持はできるようになります。

ダンベルだとバーベルよりも負荷が軽くなってしまうのであればスローテンポにするなど、やり方を考えてやれば目的に合わせた負荷をかけることはできます。 意識して取り組んでいるつもりですが、まだまだエクササイズの『形』にばかりとらわれてしまい、目的というものを置き去りにしてしまいます・・・ 『○○はこうでなければならない』という発想ではなく、いろいろな目的によってエクササイズのやり方をアレンジできる頭の柔軟性が大切ですね。

またシェイプアップについても考えを改めさせられました。 シェイプアップで見た目を細くしたいという場合は動機付けがとても重要になってきます。 トレーニングは決して楽なものではありません。 辛いもの、変化を感じられないものを続けることほど苦痛なものはありません。 しかし、トレーニングも目的に合った方法できちんと条件を満たして行えば1回でも変化は出ます。

そうすれば「トレーニングを続けたら3ヶ月後は気になるウエストや太ももが細くなりそう」だというイメージが湧きやすくなり、トレーニングを継続しようと思えるようになったり、食事管理をして体脂肪をコントロールすることも大切だな・・・と自分の行動の変化も期待できます。 トレーニングできちんと結果を出すということはそのくらい重要なことです。

そうなると『負荷設定』、『インターバル』が重要です。 一般的には8~12回が筋肥大、15~20回が筋持久力となっていますが、結局は1セット終わった時に相手がきちんと力を出し切れているのか、余裕を持って終わってしまっているのかで結果は全く違ってきます。 インターバルも長くなりすぎれば回復してしまって負荷が下がってしまいます。 トレーニングは正しく行うことで効果があるものですが、相手にトレーニングをきちんとやってもらうことも指導者の大切な仕事だということです。

目的、方法、正しいトレーニングをきちんとやる、当たり前と言えば当たり前ですが、結果が出ない時はこの当たり前のことがきちんとできていないということだと改めて感じました。