岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

下半身の筋肉を鍛えたら転倒しなくなるのか?

年配の方を中心に『転倒』についての相談をよく受けます。 多くの人が下半身の筋量、筋力低下が原因だと考え、筋トレで下半身を強化しようとします。

転倒予防エクササイズにはどのようなものがあるのか調べてみると、 下半身の筋力低下が考えられるので太もも周りの筋肉を鍛えるためにレッグエクステンション、レッグカール、スクワット、足が挙がらないから躓くので足を挙げるために大腰筋を強化するためにレッグレイズといったものが多いようです。

ウェイトオーバーであったり、長時間立っていることができないのであれば筋量、筋力アップのために筋トレをすることは効果的かもしれませんが、普通に立ったり、歩いたりできるなら筋トレよりも歩き方をチェックし、しっかり歩かせた方が簡単に改善することができるのではないでしょうか。

どうしてもトレーニングにこだわるなら、『階段を昇る』ことが良いのではないでしょうか。 日常生活の中で最も高い段差は階段です。 その階段で躓かないで膝をきちんと挙げて昇ることができれば脚を挙げるために必要な筋力はあるわけですから、問題ないということになります。

『○○ができない=筋力不足→筋トレ』という発想になりがちですが、転倒予防、改善も問題の原因から考えて最善の方法を選択することが大切です。

転倒予防、改善も問題の原因から考えて最善の方法を選択することが大切だと思います。