岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

お腹を凹ませることが体幹トレーニングではない

体幹が弱いと思っている人が体幹を強化するために始めるエクササイズの代表的なものが“ドローイン”です。

お腹を凹ませて歩いたりする人もいますが、ドローインはお腹を凹ませることが上手くなりますが、腹筋を強化することはできません。 腹筋を強化したいならバーベルを担いでスクワットをすればいいんです。 重いバーベルを担いで姿勢を崩さないようにすれば腹背筋を固めないといけませんから自然と腹筋・背筋を鍛えることもできます。

ドローインのようなエクササイズは鍛えるというよりは動きを作ることに重点を置いているので“ドリル”という『訓練』、『教育』を目的としたエクササイズです。

レーニングのような『鍛錬』とは意味が違ってきます。

うつ伏せや仰向けになって体幹を固定させて姿勢を崩さないように維持したり、バランスボールの上でバランスを取るようなものは大きな負荷をかけて行うことはできません。 そうなると筋肉を鍛えるよりは固定する感覚が上手くなるという効果の方が高いでしょう。

固定が上手くなっても筋量が増えることはありません。 腹背筋を強化したいなら10回程度しか繰り返せないような負荷をかけてトレーニングすれば良いことです。

目的に合った効果を出すためには、エクササイズの目的が動き作りなのか強化なのかをよく考えてみることも必要になってきます。